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自転車通勤の人って雨の日はどうするの?問題点と対策を考えてみた

自転車通勤の人って雨の日はどうするの?問題点と対策を考えてみた

自転車通勤の最大の敵とも言えるのが『雨』です。

生身を晒して長距離を走り続けるので、雨の日の運転は非常につらいものになります。

多くの人が雨天走行は避けて、大人しく電車通勤に切り替えると思います。

僕も雨の日の自転車通勤はおすすめしません。理由は簡単で『全く割に合わない』からです。

交通費を自腹で払ってでも電車で行ったほうがマシですし、実際そうしていました。

過去には2,3回だけ雨の中ロードバイクで通勤したことがありますが、大変な目にあったので今はもう雨の日は乗りません。

しかし、中には様々な理由で雨でも自転車通勤をしなければならないという人もいるでしょう。

今回はそんな雨の日の自転車通勤の問題点と対策をまとめてみました。

雨天時の自転車通勤の問題点と対策

まず雨の日の自転車通勤をした場合に考えられる問題点をあげてみます。

『荷物や体が濡れる』『雨で視界が悪くなる』『タイヤが滑りやすくなる』『寒い、風邪をひく』『乗った後のメンテナンスが大変』

ちょっと考えただけでも沢山でてきますね。

ではこれらの問題点を1つずつ掘り下げてみます。

1.荷物や服が雨で濡れる

最初に思いつくであろう最大のデメリットです。

30分~1時間近い距離を乗り続ければ、たとえ小雨であっても会社につく頃にはびしょ濡れです。

ロードバイクの場合ママチャリと比べてバランスがシビアなので、傘をさして走るというのは現実的に不可能です。(そもそも違法です)

従ってレインウェアなどで対策する必要があります。

ロードバイクは乗車姿勢が歩きとは全く異なるので一般的なレインウェアではカバーできません。

腰のあたりが空いてしまいますし、裾も足りなくなるでしょう。

さらにサドル部分には常に圧力がかかるので、普通のレインウェアではすぐに水がしみてきてしまいます。

また、汗の湿気が抜けないので非常に不快な思いをすることになります。

快適に乗るためには専用品を用意する必要がでてくるでしょう。

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荷物に関しては防水バッグがあれば望ましいですが、カゴがあれば大きめのビニール袋に入れて放りこんで置くだけで大丈夫です。

靴はくるぶしを覆うくらいの高さのミッドカットの防水靴がほしいですね。チャッカブーツタイプならスーツに着替えてからもそのまま履けますのでおすすめです。

<チャッカブーツ>photo by クラークス

<チャッカブーツ>photo by クラークス

あるいはブーツカバーという選択肢もおすすめです。

自転車通勤の雨対策その1!レインシューズカバーで足元を守れ!ロードバイク自転車通勤雨対策!レインシューズカバーで足元を守ろう

最後は頭です。

ヘルメットだけではベンチレーションの隙間からどんどん雨が侵入してきますので、中にかぶるインナーキャップがほしい所ですね。

ただし、会社についたときには髪型がぺっちゃんこになってしまいますが・・・。

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2.タイヤが滑る

次に考えられるのが雨でタイヤが滑ることによる危険性です。

基本的にロードバイクのタイヤはかなり細く、地面との摩擦抵抗を減らすために表面はフラットになっています。

その為、雨で地面が濡れている状態で走ると非常に滑ります。

特に危険なのが白線の上やマンホール、道路脇の側溝の金属のフタ、工事中の鉄板などです。

僕も何度も後輪が滑って怖い思いをした経験があります。

この場合の対策としてはとにかく慎重にスピードを落として、まっすぐ走り抜けることです。

通過する際にタイヤを斜めにしているとたいていコケます。

MEMO
白線やマンホールのフタなどは、雨に濡れた状態だと雪の上と同じレベルの滑りやすさになるのだそうです。雪道をノーマルタイヤで移動するのと同じようなものですね。

また、太めのブロックタイヤに変えることでグリップ力が高くなるのでだいぶマシになります。

3.視認性が落ちる

3つ目は雨によって視界が悪くなり見えづらくなるというデメリットです。

これは『自分から周りが見えづらい』『周りから自分が見えづらい』という2つの側面があります。

滑ることとあわせて2大危険要因ですね。

特に夜間はライトや街灯が乱反射して非常に見えづらく、危険度は一気に上がります。

『自分から周りが見えづらい』場合の対策としてはスピードを落として、周りの状況に備えるのが重要です。

つまり見えづらいのは避けられないので、何かあった時に対応できるようにするわけです。

目の保護にアイウェアやサングラスをしている場合、表面が汚れているとかえって水滴で見えづらくなることもあります。

ちゃんとキレイに拭いて撥水スプレーなどを吹きかけておきましょう。

『周りから自分が見えづらい』に関しては、特に車のドライバーからの見え方を重視する必要があります。

手っ取り早いのはライトで、これは昼間でも点灯させておきましょう。(特に後方のライト)

後はレインウェアを派手なカラーにするのも有効ですね。

4.時間がかかる

スピードを落として慎重に運転したり、着替えや準備が必要になるため結果的に普段より時間がかかります。

こればかりはそういうものと割り切って早めに出るしかありません。

焦って急ぐと事故の危険性が高まるので、普段より時間に余裕を持つことで心にも余裕が生まれます。

5.パンクしやすい

雨の日は道路上のゴミなどが流されてどんどん道路脇に溜まっていきます。

つまり普段自転車で走っている道路脇には石やゴミなどが多くなるわけです。

そうなるとその上を走る自転車はパンクの確率が高まります。

この場合も地面をチェックしながら慎重に走る、パンク耐性の強いブロックタイヤで走るといったほかありません。

雨の日は道路脇はゴミが多くパンクの危険性が高くなる、ということを意識しておいてください。

6.ロードバイクが雨で錆びる

雨で自転車が濡れてしまうことで、その後のメンテナンスが大変というデメリットもあります。

サビを防ぐためにも帰ったらちゃんと拭きましょう。

また、チェーンの油も抜けてしまうので注油は基本毎回行う必要があります。

疲れた体ですぐにメンテするのは大変ですがコレを怠るとチェーン、ギア周りはすぐに錆びてしまいます。

7.濡れた服を乾かすのが難しい

職場についてからびしょ濡れのレインウェアやヘルメットなどを干す場所の確保もまた頭を悩ませるポイントですね。

屋根付きや地下駐輪場などに止められる場合は自転車に引っ掛けて干すことも可能ですが、屋根がない屋外に自転車を止める場合は苦労します。

ヘルメットは割り切ってそのまま自転車と一緒に雨ざらしにして、かぶるときに拭くというのが一番楽でしょう。

問題はレインウェアで新品など撥水性がよいと表面を払うだけで良いのですが、撥水加工が落ちてきているとそれも困難です。

その場合、オフィスのハンガーや椅子などにかけておくしか無いでしょう。

袋などにしまったままにしておくのだけは止めましょう。最悪の場合カビが発生します。

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まとめ

というわけで雨天時の自転車通勤で考えられる7つの問題点とその対策を並べてみました。

見ての通り、非常にデメリットが多くはっきり言って全く割に合わないので可能なら電車乗った方がいいでしょう。

どうしても雨の日の自転車通勤が避けられない場合は、本記事を参考にして十分に装備を整えた上で安全運転で行きましょう。

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