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ロードバイク自転車通勤雨対策!季節別のおすすめ厳選レイングローブ

雨の自転車通勤に必須! 季節別おすすめロードバイク用レイングローブ

雨の日でも自転車通勤を続けなければならない人の為のレイングッズ選びシリーズ、今回はグローブ編です。

普段でもグローブは必須ですが、特に雨の日の自転車通勤においては素手は絶対に避けなければなりません。

雨の日は事故や転倒のリスクも高くなるので、その分装備もしっかりと揃えなければ万一の時のダメージも大きくなります。

また、冬場に手が雨で濡れてしまったら冷えが加速度的に進み、そのつらさと言ったらありません。

きついだけじゃなくまともにハンドルやブレーキ操作もままならず非常に危険です。

しかし、レイングローブの選び方は非常に難しく適当な物を選ぶと確実に後悔するでしょう。

今回はそんな難しいレイングローブの選び方に関してのポイントとオススメのアイテムをご紹介します。

自転車通勤用レイングローブ選びの難しさ

冒頭でお伝えした通り、レイングローブ選びはなかなか難しいです。

防水機能を備えたグローブはスキーやスノーボード、バイク用など多々ありますが未だに完璧な防水性を持ったものは極めて少ないです。

大抵のものがすぐに水が染みてきてしまい、手が冷えてしまうものばかりです。

負荷がかかりやすく複雑な作りのグローブはどうしても縫製が難しく耐久性が低いのです。

安いものはもちろん、高いものであっても1シーズンでだめになったという話は往々にしてありえるのですね。

また、自転車の場合厳寒期を除いてある程度走るとどうしても手に汗をかいてしまいます。

さらにブレーキやギア操作などでも細かい操作を求められるため、あまり厚手のものは適していません。

一方、夏用のグローブに関しては通気性や速乾性が求められますが、そこに防水性を兼ね備えることは相反する機能の両立とも言えます。

その為、自転車用のレイングローブ作りは非常に難しく十分な性能を持つものはあまり出回っていないのです。

レイングローブ選びのポイントは素材の違い

では一体どんなものを選べばよいのでしょうか。

レイングローブに使われている素材にはいくつかの種類があります。

それらの特徴をしっかりと理解して目的にあったものを選ぶことが重要です。

ある程度素材を意識することで季節に応じた使い分けが可能です。

防水性と透湿性に優れた素材

高い防水性を持ち、雨をしっかりとガードしながらも手のひらの汗は水蒸気として外部に逃がすという特徴をもった素材です。

『GORE-TEX』が最も有名ですが、それ以外にもGORE-TEXを超える新素材と言われるOutDry Technologies社の『OutDry』東レの『エントラント』モンベルの『ドライテック』など様々なメーカーから同じ様な特徴を持つ素材が出ています。

これらは非常に快適性が高いのですが全体的に価格が高いのが難点です。

透湿性に優れているとはいえ夏場の汗を全て通すほどの効果はさすが期待できず、主に秋冬物のウィンドブレーカーやウィンターグローブ、ブーツ等に使用されることが多いですね。

伸縮性と保温性に優れた素材

素材自体はほぼ100%水をシャットアウトできるのがネオプレーンです。

これはネオプレーンゴムという気泡を多く含んだ素材を利用しており、高い伸縮性を持ち非常に丈夫です。

その上価格も安めなのですが、ゴムという性質上通気性は悪くかなり蒸れます。

また、低価格のものは殆どが縫い目から浸水するのであまり防水の意味がないものが多いですね。

ただし、気泡を含んだ素材のため保温性が高く『濡れても冷えない』というのが特徴です。

その特徴からウェットスーツを始めとしたマリンスポーツに多く使用されます。

速乾性と通気性に優れた素材

ポリエステルやナイロン生地をメッシュで編み込むことで速乾性や通気性を確保したタイプの素材です。

これらの生地自体は決して吸湿性は高くありませんが、ざっくりと編み込むことで空気の隙間ができそこから湿気がすばやく抜けることで乾きやすいという特徴をもちます。

主に夏場を想定したもので、仮に雨で濡れたとしてもすばやく乾くため、行きが雨でも帰りにはすっかりドライに戻っていたりします。

また、これらのグローブはさらに手のひら側に『アマーラ』と呼ばれるスエードタイプの人工革皮を使うことでグリップを確保している物が多いです。

アマーラは本皮と違い、雨にぬれても固くなったり縮むことがなく耐久性に優れているので、春夏用のスポーツ用グローブに使用されます。

もちろんロードバイク用のサマーグローブもこのタイプに含まれますね。

自転車通勤におすすめの雨用レイングローブ9選

以上の性質から、冬用には防水性透湿性に優れた『GORE-TEX』や『OutDry』のものを、夏場にはメッシュ生地のものを中心に選ぶと良いでしょう。

数は多くありませんがネオプレーンの薄手のものならばオールシーズン使用することも可能です。

ただし、ネオプレーンは快適性で言えば前者の2つには劣ります。

また、同じく僅かですが防水透湿性をそなえた素材ながらも薄手でオールシーズン対応可能なグローブもあります。

それらを含め、大量にあるレイングローブの中から厳選した季節別のおすすめのレイングローブをご紹介しましょう。

オールシーズン対応のレイングローブ

まずはオールシーズン対応可能なモデルのご紹介です。

正直な所、オールシーズンとはいえやはり真夏の使用は中々きついものがありますが、幅広い時期に使えることは確かなので使い勝手は非常に良いものばかりです。

All Weather Cycle Glove(sealskinz)

参考価格:¥7,800

完全防水をうたっている全天候・オールシーズン対応型のサイクルグローブです。

自転車用に作られているためグリップ製に優れ、パッドもしっかりとついています。

素材自体はGORE-TEX等と同じ防水透湿性をもっており、海外のレビューを見てもその防水性は『完璧』と評されています。

釣りやマリンスポーツなどのアウトドアでもsealskinzの製品は全く浸水しないと言われていますから、性能は疑う余地はなさそうですね。

完全防水 エキストリームオールウェザーグローブ(Seirus)

参考価格:¥7,560

こちらも完全防水の全天候型レイングローブです。

曰く世界で唯一の完全防水とのことですが、先に紹介したsealskinzもあるので少なくとも現在は世界で唯一ということはないでしょう。

こちらも水と風をシャットアウトしつつ、手からの汗の湿気は通す3層構造の生地で作られています。

軍隊にも採用される高い耐久性と品質を備えています。

完全防水というだけあって水槽の中に突っ込んでも浸水しないという圧倒的なパフォーマンスを誇ります。こちらもその性能は疑う必要はないでしょう。

sealskinzとは性能面も価格帯もほぼ同じようなものですので、カラーの好みなどで選んで問題なさそうです

GK-753 ネオプレーングローブ(KOMINE)

参考価格:¥1,500

コミネの製品は全体的にリーズナブルで、バイク乗りの間で非常に高い人気を誇るメーカーですが実はサイクル用品も少し作っています。

こちらのネオプレーングローブはそんなサイクリスト向けアイテムの一つで、例に漏れずリーズナブルな価格が魅力です。

ネオプレーンはどうしても厚手の物が多く自転車との相性はあまりよくないのですが、この製品は薄手のため操作性にも影響しづらいのが利点ですね。

仮に濡れても保温性に優れているため運転中はさほど影響はありません。

しかし通気性が悪く一度中が濡れると乾きにくい為、行きで濡れてしまうと帰りも乾かないまま使用する羽目になります。

夏用レイングローブ

どんなに汗をかいても即乾き、いつでもドライでサラサラというグローブは存在しません。

夏場はたとえ素手でも汗をかくのは避けられないので、そこは割り切るしか無いでしょう。

とはいえ今回ご紹介するのは通気性や速乾性に特に優れている&濡れることを想定した性能をもつアイテムなので、少なくとも素手よりはずっと快適ですよ。

セーリンググローブ PRO ハーフフィンガー(PLASTIMO)

参考価格:¥3,500

セーリンググローブとは主にヨットを始めとした船の上で使用するスポーツ用グローブのことです。

ハーフフィンガーになっていて指先から汗を発散させることができます。

船上はロードバイク以上にハードな環境ですし、当然波しぶきなどで日常的に濡れることも想定されます。

それらに対応出来るよう手のひら部分にはアマーラとケブラーの2重構造で十分に補強されており、手の甲部分にはネオプレーンで防水性を確保しています。

即ち『手の甲は濡れづらく、手の平は濡れても操作性が確保されている』というグローブですね。

サマーグローブⅡ(GULL)

参考価格:¥3,400

こちらはフルフィンガータイプのグローブで、スキューバダイビングなどに使用されるモデルですね。

水中で使うことを想定しているため、濡れても高い操作性を維持できる作りになっています。

それでいて表面はすべてラッセルメッシュという荒いメッシュ生地になっているため、通気性や速乾性が非常に高くなっています。

MEMO
ラッセルメッシュとは張りがあるメッシュ生地のことで、よくランニングシューズなどの甲の部分に使用されていたりします。

濡れてもすぐに乾きますし、雨粒が直接当たらないのでかなり快適です。

和紙グローブ ハーフフィンガー(rinproject)

参考価格:¥2,000

一見するとただのニットグローブですが、なんと和紙を組み合わせた特殊な素材を使用しています。

和紙は綿よりも吸湿性・放湿性に優れているため人体から出る湿度を調整してくれるそうで、見た目以上に吸汗速乾に優れたグローブになっています。

ホールガーメントという継ぎ目なしの立体的な作りになっていて付け心地も抜群です。

最初はざらついたような質感があるものの、何度か使用すると馴染んできますよ。

非常に面白い素材なので是非試してほしいですね。

真冬用レイングローブ

最後は真冬用の時期におすすめのグローブです。

比較的厚手ながらも操作性は確保されており、自転車通勤でも不自由なくギアやブレーキの操作ができるでしょう。

ユニバーサル GTX サーモ グローブ(GORE BIKE WEAR)

参考価格:¥9,000

GORE-TEXを採用した中綿入りのグローブで、防寒性と操作性を両立したモデルです。

GORE BIKE WARE自体がサイクリスト向けのブランドなので、自転車での使い勝手を追求したアイテムが揃っています。

やや価格は高いですが、どのアイテムも非常に評判がよくこのグローブも冬場の快適な自転車通勤を約束してくれる逸品です。

OutDry レイングローブ(mont-bell)

参考価格:¥6,800

次世代の素材といわれるOutDryを使用したグローブです。

GORE-TEXを始めとした防水透湿性素材の多くが3層構造であるのに対し、OutDryは中間層と最外層の生地を張り合わせることで2層を実現しています。

アウターシェルで水をシャットアウトするので表面にも全く水が溜まらず、保温性に優れているのがメリットですね。

mont-bellのグローブの中では比較的薄手ですが、真冬でも手に汗をかく自転車通勤にはピッタリと言えるでしょう。

プラズミックアウトドライグローブ(mountain hardwear)

参考価格:¥8,500

こちらもOutDryを採用したやや薄手の冬用グローブですね。

防水透湿性は先に述べたとおりですが、このグローブのポイントはスティミュラスという特殊な技術により手のひら側の素材全面がスマホ対応になっている点です。

一般的なスマホ対応のグローブは指先だけ『導電糸』と呼ばれる電気を通す糸を使うことで操作を可能にしていますが、正直言ってあまり精度がよくありません。

かなり強めに押し付けないと操作できず、細かい文字入力などはほぼ不可能でした。

このグローブは導電性ポリマーをつかった生地をグローブに組み込むことで、グローブ自体がタッチスクリーン操作できる素材になっているという優れものです。

まとめ

今回はレイングローブ選びのポイントと実際にオススメのアイテムをご紹介しました。

雨が直接当たる状態が続くとかなりの不快感を感じますし、滑って操作ミスを起こす危険性もあります。

そういった点では雨の日の自転車通勤において、レインウェア以上に重要なアイテムと言えます。

必ずちゃんとしたものを用意して安全快適な自転車通勤ライフを送りましょう!

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