自転車通勤を続けていると特に悩むことになるのが天気です。
降水確率0%の完璧な晴天や、朝から土砂降りの雨が続く日など、分かりやすい天気ばかりではありません。
『一日中曇りや雨がパラついてすっきりしない日』『午後から少し天気が崩れる予報の日』『今は雨が降っているけどもうすぐ止みそうな日』こんなときは自転車通勤をするべきか止めるべきか迷ってしまいますよね。
僕も雨が降らないならばなるべく自転車通勤したいと思っていたので、なんとかして行けないか天気予報とにらめっこしていたものです。
しかし、経験を積むことで徐々に『雨に濡れずに自転車通勤が出来る日』というのが分かってくるようになります。
今回は僕流の天気予報の見極めテクニックについてご紹介します。
これを読めばきっと『無理して強行したら雨でびしょ濡れになってしまった』『迷った挙句止めたけど結局全然雨がふらなかった』なんてことで後悔しないようになりますよ!
天気の見極めにおすすめのアプリ
天気の見極めにはなによりも『情報』が重要です。
そこで、まず前提として僕が実際に参考にしているアプリをご紹介します。
これらのアプリがないと、そもそもまともに判断もできません。
どれもかなり使えるものばかり。しかも全部無料です。
1.ウェザーニュース
なにはなくともまず必要なのが天気予報アプリです。
なかでも定番中の定番であるウェザーニュースがやはり鉄板でしょう。
特にポイントになるのが以下の3つの機能ですね。
- 1つの都道府県内でも細かい地域ごとに天気が見られる
- 1時間単位で天気が確認できる
- 同様に1時間単位で降水量と風の強さが確認できる
2.東京アメッシュ
東京を中心に、神奈川、千葉、埼玉、山梨あたりの雨雲の様子がリアルタイムで確認できるアプリです。
直近4時間までの過去の雨雲データを地図に重ねて5分おきにアニメーションさせる事ができるため、今どの辺りに雲があるのかが大体わかるようになっています。
雲の流れからその後の予測も立てられるのでかなり役に立ちます。
このアプリは非常に利用頻度が高く、もはや自転車通勤には必須とも言えるアプリですね。
3.アメミル
東京アメッシュに似たようなアプリですが、こちらは全国版です。
googlemapに重ねた状態でチェックできるので、大きい雨雲の全体像を確認したり、広範囲での予測を立てたりと東京アメッシュの補助として使います。
ただし、範囲が広すぎる為か、かなり処理が重いのでメインで使うのは厳しいでしょう。普段は東京アメッシュで十分です。
朝のニュースでその日の天気の傾向をつかもう
ではここから実際の僕の判断の仕方をお伝えしていきます。
まず、朝起きたら最初にTVのニュースをチェックしています。
僕は物心ついたときからずっと朝は日本テレビなので『ZIP』を見ています。
『ZIP』の場合、毎朝6:25頃と6:55頃にお天気情報をやりますので、ここでその日の天気をチェックします。
後は気が向けば『Yahoo天気』や『ウェザーニュース』アプリもあわせて確認します。
これで大体その日の天気の傾向がつかめるはずです。
この時点で1日中降水確率10%以下だったり、逆にずっと降り続くようならば判断は容易でしょう。
僕は基本雨の日の自転車通勤はしませんので、1日中降る様な日はさっさと諦めます。
もちろん、晴れときどき曇りみたいな日なら問題なくいけますよね。
すぐに判断がつかない場合はより詳しくチェック
曇りや雨がコロコロ変わるような天気や、1日の中で天気の傾向が変わるような場合はちょっと判断がむずかしくなります。
その場合は時間単位でのチェックを行っていきます。
『ZIP』のお天気情報や『ウェザーニュース』は1時間ごとの天気が確認ができるので、それを元に出勤時と帰宅時(僕の場合は7~9時と19時~21時頃)を中心にピンポイントに天気をチェックします。
その結果、大きく以下の3つのパターンに分類できるはずです。
- 朝は雨傾向だが、夜は晴れ/曇り傾向のパターン
- 朝は晴れ/曇り傾向だが、夜は雨傾向のパターン
- 全体的に雨が点在しているパターン
では次にこれらのパターン別に見ていきましょう。
パターン1 朝は雨だが夜は止みそうな場合
このパターン1の場合は、外を見るとすでに雨が降っている、又は降りそうな状況です。
その場合、次は『東京アメッシュ』と『アメミル』で雨雲の位置をチェックしましょう。
雨雲は基本的にある程度固まって移動していますので、過去の5分単位のデータから傾向が予想できます。
例えば『もう少しで自宅近くから外れそう』『雨雲の進む方向が自分の進む方向と同じ』といった傾向があれば少し待ってから出発することで雨を回避できます。
また『雨雲が固まっておらずバラけている』『外に傘を指している人といない人がいる』ならば雨の勢いは弱く、そのまま強行できそうと言えるでしょう。
ただ、これらの傾向が見えず、しばらく止む気配がないとか雨雲が途切れない場合はそのまま雨に濡れる可能性が高いので諦める方が無難です。
パターン2 朝は降らないが夜は降りそうな場合
次のパターンは朝の時点では雨が降っておらず、行きは問題ないが帰りがどうなるかわからないという場合です。
この場合は『東京アメッシュ』が使えないので、『ウェザーニュース』アプリの1時間ごとの予測を使うことになります。
この時のポイントは帰宅時間前後の広範囲の雨予測です。
夕方~夜のうち1,2時間だけピンポイントに降るような場合は雨の範囲が狭い&降らない可能性が高いです。
仮に降っても、ずっと雨に降られ続けることは考えにくく、帰りならば遅刻の不安もないので雨宿りしながら行けば濡れるのは最小限に抑えられるはずです。
逆に夕方前~深夜まで長く雨が続くような場合は回避できない可能性が高いと予想されます。
ただ、その場合は翌日の天気もチェックしてみましょう。
翌日の朝まで降り続き、翌日の午後~夜には止むようならばチャレンジするのもアリです。
当日朝は自転車通勤、帰りは雨なので自転車を置いて電車で帰宅。
翌朝も雨なのでそのまま電車通勤、そして帰りには前日の自転車で帰宅。
僕はこのような変則的なパターンもたまにありました。
パターン3 一日中降ったり止んだりの場合
最後が一番難しいと思われる。『一日中スッキリしない天気』のパターンです。
ですが、僕の経験上、実はこのようなパターンは大抵の場合強行できます。
雨が降ったり止んだりということは、まとまった大きな雨雲ではなく薄く広範囲に広がった雲と考えられます。
この場合仮に降ってもあまり強くない場合が多く、また所々に雨雲が途切れている箇所があります。
『東京アメッシュ』や『アメミル』を駆使しながら、ときに雨宿りをしつつ進むことでほとんど濡れずに行けることも多いです。
ただし、ちょっと慣れが必要なのでパターン1とパターン2の経験を積んでノウハウが溜まってからチャレンジするとよいでしょう。
その他、気をつけるポイント
上記のパターン1~3のような場合、以下の3点について気をつけましょう。
- 荷物は濡れないように防水バッグを利用する
- 雨宿りができる場所を事前にチェックしておく
- 天気予報アプリはあくまでも参考程度に考える
1.荷物は濡れないように防水バッグを利用する
上記のようなパターンの場合、経験を積めば殆どの場合びしょ濡れは回避できますが、たまに読み違えることももちろんあります。
もし予想が大幅に外れて本降りの雨にぶつかった場合にそなえ、雨が降る可能性がある日は必ず雨対策は実施しましょう。
ポイントは『荷物を濡らさない』です。
通勤用のジャージなら濡れてもなんとかなりますが、会社での着替えが濡れてしまったら目も当てられません。
そういった場合に備え、とにかく荷物だけは濡らさないよう最新の注意をはらいましょう。
最悪の場合、ゴミ袋に入れるだけも十分ですので防水バッグがない人は、常にカバンの中にゴミ袋を忍ばせておくとよいでしょう。
完全防水を含めたバッグ選びには以下の記事が参考になります!
[容量別]絶対濡らさない!ロードバイク用完全防水サドルバッグまとめ THE機能美 自転車通勤&ビジネスにおすすめメッセンジャーバッグ10選 自転車通勤のビジネスリュックの選び方のコツ!ガチで使える厳選6傑2.雨宿りができる場所を事前にチェックしておく
同じく予想が外れ雨が降ってきた場合に、雨宿りができる場所を普段の通勤時から探しておくとよいでしょう。
ちょっと小雨くらいならよいのですが、本降りになったらどこかに避難するべきです。
主に高架下や屋根付きの駐輪場、大型の店の軒先などがよいでしょう。
また、意外と使えるのが街路樹の木陰です。
大きなの木の下ならばかなりの雨を防いでくれるはずですよ。
(たまに葉っぱを伝って大量にふってくることもあります)
3.天気予報アプリはあくまでも参考程度に考える
元も子もない話ですが、天気予報はあくまでも予測にすぎません。
やはりハズレることは多々ありますが、こればかりはどうしようもありません。
行きはともかく帰りの場合は半日近く先の予想になるため、ハズレる可能性も高くなります。
朝の時点で降らないと言っていても、油断せず夕方くらいの時点で一度再チェックしましょう。
特に『ウェザーニュース』は1日のうちでも予報をコロコロ変えるので要注意です。
また、もう1つの判断基準として、降水確率が70%未満ならば大体行けるとふんでいます。
まとめ
というわけで僕流の天気予報から見る自転車通勤実施の見極め方についてご紹介しました。
僕はこれらのやり方を駆使して天気が不安定な日でもなるべく自転車通勤を続けています。
たまーに読み違えることもありますが、関東圏の都市部はわりと晴れている日が多いので結構なんとかなる事が多いです。
最後にもう一度ポイントを簡単におさらいしてみます。
- 『ウェザーニュース』『東京アメッシュ』などの天気アプリを利用する
- 朝のニュースやポータルサイトでその日の天気の傾向をしっかりつかむ
- 朝が雨予想の場合は『東京アメッシュ』や『アメミル』を使ってリアルタイムの雨雲をチェック
- 夜が雨予想の場合は『ウェザーニュース』を使って帰宅時間前後の広範囲をチェックし予測を立てる
- 一日中スッキリしない天気の場合は各アプリを駆使しながらリアルタイムに判断する
色々と条件があってちょっと難しく感じたかもしれませんが、慣れてくれば自然にできるようになりますよ。
参考になれば幸いです。
雨の中でも強硬しなければならない人はこちらを参考に!
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