自転車通勤をするにあたって身につける必要があるアイテムとしてヘルメット、サングラスとあわせて必須なのがグローブです。
ロードバイクはかなりの高速域で車道を走ることになりますから転倒や事故に備えて最低限の装備は欠かせません。
自転車に乗っていて転んだときには、大抵の場合まず最初に反射的に手をつくことになります。
時速数十kmの速度で走っていて転んだ際に、アスファルトの硬い地面に素手で手をついたらどうなるか。。。なんとなく想像がつきますよね。
というわけで今回は自転車通勤を始める際に揃えたいグローブについてご紹介します。
春~秋の3シーズン対応版です。
※冬用のグローブについては自転車通勤におすすめの2000円前後で買える人気の冬用グローブ5選!を参照してみてください。
最低限抑えるべき自転車通勤用グローブの選び方
ロードバイクを乗る時のグローブの役割は大きく2つです。
1つは冒頭でも言ったように手の保護の役割。
もう1つは疲れ防止やグリップ力確保など、走行中のパフォーマンスを上げるための役割です。
とはいえ、数秒単位のスコアを競うわけでもないので走行中のパフォーマンスは正直そこまでシビアに考える必要はありません。
せいぜい『手のひら部分にパッドが付いている』『汗をかいても蒸れない』『ハンドルが握りやすく手の動きを妨げない』などの機能を満たしてれば十分で、その場合それほど高価なものじゃなくてもカバー可能なのです。
目安としてはせいぜい¥1,000~¥2,000程度で十分でしょう。
高価格のものは不要!安く使えるコスパ重視のグローブ5選
そんなわけで、¥2,000以下で機能性十分なコスパに優れたグローブで春~秋につかえるタイプのものを5つに絞ってご紹介します。
1.F-TUBAME サイクリンググローブ ハーフフィンガー
参考価格:¥1,180
冬用オススメグローブでも紹介した『F-TUBAME サイクリンググローブ』の春夏バージョンのハーフフィンガータイプです。
冬用とこちらの夏用でAmazon売上げランキングのTOP1,2を独占していて、150件以上のレビューがあるにもかかわらず平均評価☆4.3という高い人気を誇ります。(2018年3月現在)
初心者で何を買えばよいかわからない、という場合はコレで決まりですね。
手のひら部分のパッドがかなり厚手なので衝撃吸収力に優れていて長時間のハンドルを握っていても疲れません。
地味に嬉しいポイントが中指と薬指に付いているフックで、コレを摘むことで楽に着脱が出来るというスグレモノです。
夏場は自転車通勤を降りてからグローブが汗で引っかかって取りづらい、ということがよくあるんですよね。
そのため、このフックがあると重宝します。
難点をあげるとすれば、手の甲の部分のデザインでしょうか。
この謎のドラゴンのプリントは正直ちょっと子供っぽいデザインと言わざるを得ません。。。
冬用グローブと同じデザインにしてくれればよかったのですが。
2.HANDCREW サイクリンググローブ ハーフフィンガー
参考価格:¥1,498
こちらもF-TUBAMEに負けず、Amazonで非常に高い評価を誇っているグローブです。
F-TUBAMEの3倍以上の400件を超えるレビューがありますが、その平均評価は☆4.2です。(2018年3月現在)
正直言って驚異的とも言える高評価ですね。
なんと言ってもその特徴は全14種類のデザイン&5種類のサイズ展開です。
14種類のデザインは色や柄だけの違いではなく、使われている素材やパッドの位置まで異なっていますので、もはや別物といえるでしょう。
特にオススメなのがブラック、ライトイエロー、コバルト、桜色の4つのカラータイプのものです。
このタイプは手の甲側が総メッシュになっていてジェルパットが広範囲に入っています。
親指の付け根部分にまでジェルパットが入っているタイプは珍しいのですが、ここって実は結構重要です。
ロードバイクのドロップハンドルを握る場合、ハンドルを縦に握るのでこの親指付け根って意外と体重がかかるんですよね。
その為、この部分のパットはありがたいポイントになるでしょう。
3.FREESE サイクリンググローブ フルフィンガー
参考価格:¥1,688
こちらは指ぬきなしのフルフィンガータイプです。
ハーフフィンガーは指先部分が無いため、涼しいのは確かですが日焼け防止や転倒時の指先のケガ防止という点ではちょっと弱いです。
その点、フルフィンガータイプならば全体をガードできます。
このFREESEのサイクリンググローブはフルフィンガーながら、珍しく手首部分のベルトがないタイプなので手首に汗をかきにくく夏場は涼しいでしょう。
手首部分のベルトの蒸れって正直結構気になるんですよね。
カラータイプは2種類で、写真のイタリアンカラータイプかホワイト/ブルータイプが存在します。
4.HANDCREW サイクリンググローブ フルフィンガー
参考価格:¥1,598
先ほど紹介したHANDCREWのフルフィンガータイプです。
こちらその性能は折り紙付きで、ハーフフィンガー同様やはり非常にAmazon評価が高い製品です。
素材やジェルパットはハーフフィンガータイプのブルー、レッド、イエロー、ローズと同じ全く同じです。
本当に指先部分の有無だけの違いですね。
その指先部分がやや長めの作りになっている&伸縮性のある素材なので、やや小さめのサイズを選んでおいたほうがよいでしょう。
ちなみに人差し指と親指の先端部分はスマホタッチ対応になっていてグローブを付けたままでも操作可能です。
が、正直言ってこの手のグローブのスマホ対応はあまり期待しないほうが良いレベルです。
指先部分が余りがちなこともあり、簡単な操作位なら可能ですが細かい文字入力などはかなりやりづらいです。
あまり期待しないほうがよいでしょう。
5.おまけ ホームセンターのグローブ
参考価格:¥980
僕が実際に一時期自転車通勤で使っていたグローブです。
じつはこれ近くのホームセンターの作業用品売り場で購入したものです。
建築現場や工事現場用のグローブで、当然ながら耐久力に優れており通気性もよく、適度なグリップ力もあり夏場でも問題なく使用できました。
2年位使っていたので、さすがにくたびれた感じになっていますが大きな破れもなくまだまだ現役で使用可能です。
自転車用ではないのでジェルパッドなどは付いていませんが、片道20km程度ならばそれほど手の平が痛くなるようなことはありませんでした。
価格重視ならば、正直いってこれでも十分ですね。
まあ数百円足すだけで本格的なロードバイク用のグローブが手に入るのであえて選ぶ必要はないと思いますが、『どうしても安くしたい』又は『一時的に代用品がほしい』という場合は考えてみてください。
僕のおすすめ
やはり機能面でもレビュー評価でも圧倒的な『HANDCREW』のハーフフィンガーとフルフィンガーを購入しておけば間違いないでしょう。
その場合、フルフィンガーは春と秋、ハーフフィンガーは夏、と使い分けてもいいのですが、できればこの2種類を交互に使用するのがおすすめです。
毎日の自転車通勤でグローブにはかなりの負担がかかるので、1日おきに使うことで寿命がだいぶ伸びる為です。
特に手のひらのジェルパッド、マジックテープ、手首部分の劣化速度が全然違いますよ。
春~秋まで1種類のグローブでカバーしたい、という場合には『FREESE』のサイクリンググローブが手首ベルトもなくおすすめですね。
まとめ
レースだけじゃなく自転車通勤にも必須のグローブ(春~秋用)についてご紹介しました。
転倒すると反射的に手のひらを出すので、その際に素手だったら大怪我に繋がりかねません。
それを防ぐためにもグローブは重要です。
それに万が一の転倒や事故だけじゃなく、普段の手の疲れを軽減してくれますし自転車のトラブル対応時の軍手代わりにも使えますよ。
是非自転車通勤を始める最初の内に検討してくださいね。
※グローブ以外の保護も重要です!以下の記事も合わせて参考にしてみてください!
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