自転車通勤を続けていれば、様々なマシントラブルに見舞われる可能性があります。
代表的なものはなんと言ってもパンクですがそれ以外のトラブルもいつ何時起こるかわかりません。
そのためには普段から自転車に基本的なツール(工具)を常備しておく必要があります。
今回はそんな自転車通勤に必要な工具にスポットを当ててみたいと思います。
ロングライドや峠越えに行く場合色々な工具が必要ですが、自転車通勤の場合はそこまで大掛かりな工具は必要ありません。
また、最初からあれもこれも揃える必要は無いので、コレで物足りないと感じたらその都度少しずつ揃えていけばよいでしょう。
ちなみに僕の場合3年間の自転車通勤の間でこれらのツール類だけで対応できないようなトラブルに見舞われたことは幸いにも一度もありませんでした。
たまたま運が良かっただけかもしれませんが、あまり心配過剰になる必要はないでしょう。
自転車通勤に必要な常備用工具7つ道具をご紹介
僕が実際に自転車通勤を行っていた際に常に常備していた工具類をご紹介します。
数えてみたらちょうど(?)7つでした。ではさっそく1つずつご紹介しましょう。
1 タイヤレバー
自転車のトラブルで最も多いのはタイヤ周りです。
ロードバイクに乗る場合、最低限自分ひとりでパンク修理(チューブ交換)ができるのは必須条件です。
ママチャリの場合は少々面倒ですが、実はロードバイクやクロスバイクの方がずっと簡単です。
パンク修理の際に絶対に必要アイテムがタイヤレバーです。
これは必ず常備しておきましょう。
2 携帯用エアボンプ(空気入れ)
タイヤレバー同様に必須アイテムとなるのが携帯用のエアポンプ(空気入れ)です。
ママチャリ用のものとは比べ物にならないくらい小型化されていますので、常備していても全然邪魔になりません。
ただ、流石にサドルバッグやツールケースに入れると幅を取るので本体フレームにくくりつけておくほうがよいでしょう。
自宅用と携帯用と分けたほうがいい、と言われていますが僕は結局未だに携帯用ポンプ(TOPEAK ミニモーフ)1個で済ませています。
このミニモーフは小さいのに空気が入れやすく全く不便を感じません。空気圧計がついているものを用意すれば別途フロアポンプを買う必要性は殆ど無いですね。
空気入れ(ミニポンプ)については『初心者でも簡単確実にロードバイクの空気圧を維持する方法と時短テクニック』でもまとめていますので良かったら合わせて見てみてください。
3 予備チューブ
外出先にロードバイクのタイヤがパンクした場合は、基本的にチューブを交換することになります。
その為、予備のチューブも必須アイテムになります。
ママチャリの場合はバケツに水を入れてパンクした箇所を特定してからパッチを当てたりしますが、それだと時間がかかりすぎるんですよね。
先程も言ったとおり、ロードバイクやクロスバイクは簡単にチューブを交換することができる仕組みになっているのでさっさと予備チューブに変えてしまいましょう。
ちなみにチューブはどれを選んでも同じ、ではありません。ちゃんと種類があって耐久性も大きく違います。
チューブの選び方に関しては『ロードバイク用チューブの選び方。自転車通勤向きのチューブとは?』を参考にしてみてください。
4 アーレンキー(六角レンチ)セット
ロードバイクやクロスバイクの各パーツは一般的なプラスドライバーで開け締めできるようなネジは殆ど使われていません。
大抵のパーツに使われているネジは六角形の形に凹んでいています。
このような六角穴付きのボルトを開け締めするにはアーレンキー(六角レンチ)と呼ばれる工具が必要になります。
よく家具類を買ったときに一緒についてくるアレですね。
その為、ロードバイクの各パーツの調整を行うときに備えて、いくつかのサイズが組み合わさったアーレンキーのセットを1つ常備しておくとよいでしょう。
コレ1つあるとかなり幅広く調整が可能になるので持っておいて損はありません。
なお、アーレンキーはいくつか形状がありますが、先程の写真の様なスタンダードなL字型のタイプが最も使い勝手がよいです。
できればボールポイントと呼ばれる斜めにしてもネジを回せる機構がついているものがおすすめです。
おすすめはこちらの『Wera(ヴェラ) 950SPKL/9SMN マルチカラーヘックスキーセット』ですね。
コレぶっちゃけ高いです。が、その精巧な作りは100均とか家具についてくるものとはもはや次元が違います。
知り合いが使っていて一度貸してもらったことがありますが、あまりの作りの良さに思わず購入してしまいました。
まさにプロ用。はっきり言って自転車通勤には性能過剰です。が僕は後悔していません。なんというか男の所有欲をくすぐるアイテムですね。
ちなみに大きさによって色が異なっているというのは使ってみると実に便利です。標準的に備えておいてほしい機能(?)ですね。
5 軍手
やはりタイヤ交換を始め、自転車のパーツ調整などを行えば絶対に手が汚れます。
そんなときのために軍手は必須です。
細かい作業を行うのでなるべく薄手で黄色いボコボコの滑り止めがないタイプが良いでしょう。
例えば↓以下のようなタイプです。
他の工具とセットで常に忍ばせておくとよいですね。
6 Co2ボンべ
ここで言うボンベとは別に自分の呼吸を楽にするためのものではなく、チューブ交換後にすばやくタイヤに空気を充填するためのものです。
携帯ポンプがあれば無くてもなんとかなりますが、お守りがわりに入れておくと良いでしょう。
というのも、自転車通勤中にパンクした場合帰りならともかく行きの場合は一刻を争います。
そういう場合には圧倒的に早く空気を入れられるので、正直とてつもなく楽です。
特に雨の日や夏の炎天下の中で、自力で空気をいれるのは苦行でしかありません。。。
ただ便利な分値段も張るので、緊急時限定のアイテムと考えておいたほうが良いですね。
ちなみに本体は非常にコンパクトで手の平に収まるサイズなので持ち運びそのものは殆ど負担にならないはず。
↓以下はAmazonでベストセラーのボンベです。評価も非常に高く長期保存しても安定しています。
7 パンク修理キット
これも正直お守りがわりという意味が強いです。
先程も言ったようにロードバイクでパンクした場合は原則チューブを交換することになるからです。
滅多に使う機会はないのですが、それでもチューブだけじゃなくてタイヤまで大きなダメージを受けたときに、チューブ交換後タイヤの裏側にパッチを貼って一時的に耐久性を上げるような使い方もあります。
また、1日で2回パンクするという可能性も意外と0ではないので、緊急時用として持っておくと安心できますよ。
ちなみにパンク修理キットも100均に売ってたりしますが、これは絶対におすすめしません。
品質が悪くてまともに張り付かないものもあるので、ある程度まともなものを用意したほうが結果的にいいですね。
まとめ
というわけで自転車通勤の際に必要となる工具類についてお伝えしました。
正確にはチューブやパンク修理キットは工具とは呼べないので、純粋な工具はタイヤレバーとアーレンキーだけですね。
もう1つ重要なこととして最後にお伝えしておきたいのは、通勤ルート上やその近くにあるサイクルショップやホームセンターの位置と営業時間を把握しておくことです。
どうしても手におえない場合や工具が不足する場合も十分考えられるので、そういった事態に備えることは大事です。
間違ってもパンクしたまま無理やり漕ぐなんてやめてくださいね。それやると一発でホイールとタイヤが再起不能になりますよ。
以上、参考してみてくださいね!