アウトドア系アイテムを多数ラインナップしているモンベル。
日本発のメーカーで、機能性も高く比較的リーズナブル。
僕も色々なアイテムを愛用しています。
しかし、ときどき気になるのがそのデザイン。
一般的に見て『モンベルってぶっちゃけダサいの?』という疑問がたまーに湧いてきます。
改めて僕が持っているアイテムの中からモンベルのデザイン性について考察してみることにしました。
モンベルの特徴
モンベルのアイテムは全体的にシンプルでクセのないデザインが多いです。
比較的リーズナブルでありながら、日本人向けに細かいところまで気配りが行き届いた作りになっていて機能性も高くコストパフォーマンスはよいですね。
アウトドア全体に広く浅くといった感じでサイクリングだけでなくハイキングやフィッシング、キャンプ、ウィンタースポーツなど様々なジャンルのアイテムが揃っています。
いずれも初心者向けのものも多く、幅広い層に人気ですね。
ただ、それ故に各ジャンルに特化したブランドにはかなわず、上級者からは物足りなく感じるようです。
また、デザイン面は今ひとつでグレゴリーやパタゴニアといったブランドのように若者が普段使いとしてチョイスすることはほぼ無いようですね。
そのため、残念ながらモンベルはファッション的にも機能的にもどちらかというと『ダサいブランド』と評価されることが多いです。
個人的にはモンベルは結構好きですし、機能的にもそこまで不満を感じたことはありません。
ただ、デザイン面での『ダサい』に関しては正直反論できないです。。。
モンベルがダサいと思われる点
ではここからは個人的に『なぜモンベルはダサいのか?』という観点で気になる点をまとめてみたいと思います。
カラーリングがちょっと、、、
まず、モンベルは色の使い方が下手な気がします。
カラーリングの組み合わせがなんか微妙な物が多いんです。
主に単色が多いのですが全体的にくすんだカラーばかりの印象ですしそもそもカラーリングの種類が少ないです。
前述の通りモンベルはトレッキング、ハイキング、キャンプなど、山でのアイテムもかなり手広く手掛けています。
山登りでは派手なカラーリングの方が目立って良いんじゃないかと思うんですが、一部を除いてなんか地味なのが多いんですよね。
また、中には単色ではなく複数カラーの切り替えやオリジナルのパターンでデザインされた柄物もあります。
このオリジナルの柄物や複数カラーを使ったデザインが正直特にアレです。。。
これらは最近のカタログに載っていたものですが、なんというかどうしてこうなった感がすごいです。。。
ロゴがちょっと、、、
個人的にもうひとつ気になるのがモンベルのロゴです。
まあどちらかというとシンプルですし、他のアウトドアブランドと比べても控えめな印象ですがなんかイケてないんですよね。。。
大抵の場合、反射材としての意味も併せ持っているのでただの飾りではないようですが、いっそのことロゴは無くしたほうがいい気がします。
また『mont-bell』というブランド名がそのまま印刷されているパターンもありますが、コレも製品タグだけにとどめておいて表面にプリントする必要はないのではという印象ですね。
要は、もともとシンプルなんだからユニクロとかのように余計なものはトコトン無くしてしまえばいいのに、という感じです。
ブランドロゴを前面に押し出すのはデザインをさらに悪化させている気しかしません。
シルエットがちょっと、、、
シルエットは全体的に可もなく不可もなくといった感じです。
動きやすさや万人受けを重視しているので極端に絞ったシルエットや細身のデザインは少ないですね。というかほぼ無いです。
「シルエットがちょっと、、、」と書きましたが、個人的にはデザインに比べればシルエットはだいぶマシな印象です。
先日購入したサイクルツーリングニッカも、裾がドローコードで絞れるようになっていますしヒップや太もも周りも必要以上に生地が余っているということもなく割とスッキリしたシルエットです。
ただ、裾やウェストなど細かいディテールはもう少し改善の余地があるとは思いますが。
【総括】なぜモンベルはダサいのか
個人的にはモンベルは【街中で若者が着る】というニーズはそもそもターゲット外なのではないかと思います。
あくまでも想定しているフィールドは自然であり、そのための機能性を重視しているのでしょう。
また、ターゲット層も若者よりも中年~年配を設定している様に思えますし、機能や価格を考えても比較的初心者~中級者が支持層になるのではないでしょうか。
これらを総合してみると、モンベルのターゲット層は【40歳~50歳くらいで各種アウトドアに興味を持ち、見た目よりも機能や価格を重視する初中級者】がメインターゲットに思えてきます。
つまり『モンベルはなぜダサいのか?』に対する回答は『ターゲット層が違うから。ダサいと思う人はそもそもモンベルのターゲットではない』というのが僕の結論です。
そう考えると、あまりデザイン性を重視して機能性や価格を犠牲にすることはモンベルのアイデンティティが崩壊することになりかねません。
ただ、その一方でかつてのユニクロやしまむら、最近だとワークマンなどもともとは若者をターゲットにしていなかったにもかかわらず路線変更で若者からも支持されたブランドもあります。
これらはリーズナブルでありながらそれまで持ち合わせていなかったデザイン性を加えたことで支持層を拡大した例ですね。
いつかはモンベルも若者向けのサブブランドなどをリリースするかもしれません。
その時は従来からのターゲットも巻き込みつつ新たなムーブを生むのかもしれないですね。
モンベルをかっこよく着こなすには
さて、最後にモンベルをかっこよく着こなすためのポイントをご紹介しておきます。
比較的リーズナブルで機能性も高いのでロードバイク用のサイクルウェアなどとして取り入れたい、でもダサいのはちょっと、、、という人もいますよね。
ポイントとなるキーワードは『シンプル』『インナー』『グッズ』です。
まず『シンプル』ですがこれは文字通り、可能な限りシンプルなデザインのアイテムを選ぶことです。
幸いにもモンベルでは単色のカラーや目立たないシンプルなデザインのアイテムも多いので、サイクルパンツやウェアはモンベルのシンプルな物を選び、グローブやシューズなどは別ブランドのものでアクセントをつけるというやり方もありですね。
中途半端な切り替えデザインなどではなく、黒や白といった単色カラーを選ぶのがポイントです。
次に『インナー』ですが、これはいっそのことモンベルのアイテムをインナー限定にするという方法です。
アンダーウェアやタイツなんかは外から見えにくいのでデザインはそこまで気になりませんしモンベルのアンダーウェアはかなり優秀です。
これは手軽に始めやすいのではないでしょうか。
最後は『グッズ』。
これは身につけるウェア類ではなくサドルバッグや輪行バッグ、ポンプ、ライトといったアクセサリー類にモンベルを取り入れてみるという考え方です。
OEMで実際には他のメーカーが手掛けているものもあるので、品質は悪くありません。
少しずつモンベル製品を増やしていくことでそのうちロゴやデザインもだんだん気にならなくなって、むしろかっこいいと思えてくるかもしれません笑
ちなみに実際、僕も手元のモンベルのアイテムを一通り確認してみたらインナーや小物など目立たないアイテムが中心で後はトレッキングシューズとサイクルパンツくらいでした。
無意識のうちに目に付きやすいアイテムは避けていたのかもしれません。。。
まとめ
というわけで『モンベルはダサいのか?』という点について個人的に考察をしてみました。
結論としては残念ながら少なくとも現状は『ダサい』と言わざるを得ず、対策としてはあまり目立たないものを着る、というような消極的な形しか思いつきません。
それでも、インナーや各種ギアなどコストパフォーマンスに優れたアイテムもあります。
僕はこれからもうまくモンベルを取り入れながらなんとかダサくならないようにサイクルライフを楽しみたいと思います。なぜなら僕はモンベルが好きだから!
以上、参考になれば幸いです。
【おまけ】モンベルのアイテムレビューはこちら
【モンベル】ジオラインのクールメッシュって本当に夏でも涼しいの? 【レビュー】モンベル サイクルツーリングニッカを買ったのでレポ!
モンベルがダサいのはメタボ体型に合わせてるからと思います。自分はパタゴニアに乗り換えました。問い合わせたら、今後細身長身サイズを作る気は無いそうです。
遅くなりましたが、コメントありがとうございます。
一理ありますね。やはりメインターゲットがちょっと中年向けなのかもしれませんね。