ワイシャツは最近とくに著しく進化しています。
皺になりにくい形態安定加工やノンアイロン加工、高ストレッチ性、吸湿速乾など様々な機能が満載されており、夏でも快適に過ごせるようになりました。
これらの特殊な加工が施されたシャツは「高機能性ワイシャツ」と呼ばれており、近年非常に人気が高い製品です。
その為、これら高機能性ワイシャツを自転車通勤に利用したいというニーズも高くなっているようです。
今回は「自転車通勤用にぴったりの高機能性ワイシャツは?」「そもそも高機能性ワイシャツなら快適に自転車通勤できるの?」といった疑問を解消したいと思います。
スーツや中に着るインナー、そして靴に関してはこちらの記事を参考にしてくださいね!
『スーツスタイルでの自転車通勤』を可能にする高機能性スーツまとめ 自転車通勤用 真夏も快適なインナー価格別おすすめ【最強の9選】 自転車通勤に革靴はNG!見た目と機能性を備えたおすすめシューズ特集自転車通勤用のワイシャツに求められる機能
自転車通勤は普通の電車通勤よりも運動量が多くなります。
その為、特に以下の2点が重要なポイントです。
- 汗をよく吸って乾きやすいこと
- ストレッチ性が高く動きやすいこと
残念ながら一般的な綿やポリエステル混のワイシャツはこれらをどちらも満たしているとは言えません。
その為、普通のワイシャツを着て自転車通勤するのは決しておすすめ出来ません。
一方で高機能性ワイシャツはこれらの点をクリアしている物が多いです。
そういったワイシャツを使用すれば、確かにかなり快適に自転車通勤は出来るでしょう。
高機能性ワイシャツを使うメリット・デメリット
高機能性ワイシャツは普通のワイシャツに比べればずっと快適に過ごせますが、やはりそれでも運動用のジャージに比べればどうしても快適性は劣ります。
しかし、通勤用と仕事用で服を分ける必要がないので、持っていく荷物も減りますし着替えの時間も短縮できます。
そういった点ではメリットは大きいでしょう。
従って高機能性ワイシャツによる自転車通勤のポイントは「ジャージより快適性は劣るが、手軽で着替えの手間も省ける」ということになります。
これらのメリット・デメリットをしっかりと認識しておきましょう。
自転車通勤時のワイシャツは半袖か長袖か
高機能性ワイシャツの場合、半袖にすべきか長袖にすべきか悩んでしまうかも知れません。
結論から言うと冬場はもちろん夏場でも長袖です。
理由は大きく2つあって『日差しをガードする』&『転倒時のダメージを軽減する』為です。
晴れている日などは長時間朝日を浴びながら自転車通勤を続けることになるので、素肌を晒していると熱を浴びて皮膚が火照ってダルさを感じる様になります。
そのためにはなるべく直射日光を避ける事が重要です。
長袖だと暑いのでは?と思うかも知れませんが、そこは高機能性ワイシャツ、長袖でもちゃんと効率よく熱を逃がす作りになっています。
また、転倒時にも大きな影響があります。
例え薄手のワイシャツであっても、転倒時の擦り傷に対してはダメージに大きな差がでるのです。
薄い布一枚であっても決してバカには出来ません。
登山やバイクなどのアクティビティでは、これらの理由から夏場でも長袖長ズボンを着ることはもはや常識ですね。
『どうしても夏場は長袖シャツを着たくない』という場合でも長袖のインナーやアームカバーと組み合わせて腕をガードしてください。
僕も夏場の自転車通勤スタイルは半袖ジャージ&アームカバーという組み合わせです。
まさか半袖で自転車通勤してるの?春~秋はアームカバーは絶対必要!おすすめの高機能性ワイシャツ5選
では、そんな高機能性ワイシャツで実際に自転車通勤用としておすすめできる商品を5つほどご紹介してみます。
ビズポロ(ozie)
参考価格:¥7,000
ワイシャツ専門メーカーであるozieの大ヒット商品です。
いわゆるポロシャツとおなじニット生地をつかったシャツで、その素材の特性上皺になりづらい&ストレッチが効いて動きやすいのです。
なんといってもニット生地ですからインナーが不要で、直接着ても快適な肌触り、かつ乳首が透けることもないです。
昨今はこの手のシャツは各社からリリースされていますが、ozieはその中でもニットワイシャツの先駆けですね。
今年で販売からちょうど10年目になり、毎年着実に進化しています。
クールマックスという汗の吸収性や速乾性に優れた素材をつかっていて肌触りがよく、感覚的にはジャージに近いのでロードバイクに乗っていても体が動かしやすくストレスを感じることもありません。
非常に種類が豊富なので用途に応じて選択可能ですが、人気が高く毎年夏前には売り切れも目立つ商品なので早めにチェックしておくことをおすすめします。
i-shirt(はるやま)
[ハルヤマ] i-Shirt 完全ノーアイロン 長袖 ボタンダウンアイシャツ M151180042 ホワイト 日本 M82(首回り39cm×裄丈82cm)-(日本サイズM相当)
参考価格:¥6,100 → ¥3,900(最近値下げされた模様です!)
こちらもozie同様ニット素材のシャツで、完全ノーアイロンをうたっている形態安定性最高水準のワイシャツです。
形態安定性が優れていて毎日の手入れが不要という点が最大のメリットですね。
その持続性も非常に高く、1年以上使っても皺の付きにくさは全く変わらないというレビューもあります。
着心地がよく体が動かしやすい一方で、パッと見は普通のワイシャツなので職場で着ていても違和感はありません。
(流石に間近で見れば素材の違いは分かってしまいますが、あまり人のシャツを近くでじっくりと見る機会もないでしょう)
まさに自転車通勤のような条件下で着るためのシャツと言えますね。
ウルトラクールシャツ(aoki)
参考価格:¥3,990
※2018年10月現在、ネット販売は上記公式ページのみの取扱いです。
メンズスーツでおなじみaokiの冷感シャツです。
クールシャツの名の通り涼しさが最大の売りとなっているシャツです。
『接触冷感』や『1枚ヨーク空冷仕様』などの特徴によりいつでも涼しくいられることを目指していて、夏場のクールビズ用を想定した製品ですね。
自転車通勤の場合10kmを超えるような距離だと冬場でも会社につく頃には汗ばんでしまいます。
従って汗を逃がして乾きやすいという点は自転車通勤用のシャツとしては1年を通して必要な機能といえますね。
他の製品と比べてもリーズナブルな価格帯なので買い揃えやすいかと思います。
37.5テクノロジーシャツ(青山)
参考価格:¥4,400
こちらもスーツでおなじみの青山から販売されているシャツです。
人体から出ている赤外線を検知し、表面温度に応じて保温と発熱を切り替える新素材「コントロールα」を日本で初めて採用したシャツだそうです。
先端技術の粋を集めたまさに『テクノロジーシャツ』ですね。
「コントロールα」はスポーツブランドやアウトドアブランドにも採用されている素材ですが、シャツに使われているのは今の所この青山だけです。
2017年9月に発表されたばかりなので、まだまだ認知度は低いですが人気が爆発して一気に品切れという恐れもあるので、本格的に暖かい季節になる前に手に入れるのがオススメです。
現時点ではシャツは4種類と数が少ないのが弱点ですが、今後どんどん増えていきそうですね。
将来性が期待できる製品です。
コンフォートメッシュシャツ(ブリックハウス)
参考価格:¥3,900
ワイシャツといえばブリックハウスは皆さん一度は目にしたことがあるかと思います。
駅構内などでよく見かけるおなじみのワイシャツ専門点ですね。
このコンフォートメッシュシャツは、実に面白い作りで、なんとメッシュインナーが内蔵されているシャツです。
そのため、素肌に直接着てもサラッとした着心地を味わえます。
インナー無しで着ても快適&乳首が透けない、というのが売りです。
自転車通勤の場合は通常よりも発汗量が多いため、夏場はコレ1枚ではカバーしきれませんので汗を吸う為のインナーがあったほうがよいでしょう。
冬場はちょうどよいかも知れません。
こちらも4000円を切る価格帯で、手を出しやすいですね。
まとめ
様々な趣向を凝らした機能性のワイシャツをご紹介しました。
1枚で着るのならばニット素材の『ビズポロ』か『i-shirt』。
中にインナーをちゃんと着るならば『ウルトラクールシャツ』『37.5テクノロジーシャツ』。
季節に応じてインナーの有無を調整可能な『コンフォートメッシュシャツ』。
上記にような感じでイメージしてもらえばよいでしょう。
個人的には、同じくしっかりと汗を吸ってくれる【高機能性インナー】を着た上で『ウルトラクールシャツ』『37.5テクノロジーシャツ』を組み合わせるのがベストかなと思います。
自転車通勤用 真夏も快適なインナー価格別おすすめ【最強の9選】参考にしてみてください。