自転車通勤を快適に行うためには通勤用の服と仕事用の服を分けるのがおすすめです。
そうすれば『汗でシャツが濡れてしまう・・・』という心配が不要になるので走りに集中でき、気分的にはかなり楽になります。
特に通勤用の服をジャージにするというのはかなりオススメのテクニックです。
実際、僕は自転車通勤の際にはジャージを利用し、シャツやズボン、ベルトなどはカバンに入れて通っていました。
しかし、いざ最初にジャージを揃える際、普通にスポーツ用品店などでジャージを買おうとすると意外と高いことがわかりました。
大手のスポーツメーカーのジャージだと上下セットで¥10,000を超えることもザラです。
自転車通勤の場合毎日服は着替えなければならないので、最低限上下3セット、できれば5セットはほしい所です。
¥10,000近くするジャージを何セットも用意するのは大変なので、なるべく安く買える激安のジャージをさがしてみました!
※僕の場合はguで上下ともに1,000円以下という格安で手に入れましたが、現在はもう売られていないようですね。。。
安いジャージと高いジャージの違い
まず最初に、そもそも安いジャージでなにか問題があるのか?という点を明らかにしたいと思います。
僕はDESCENTEというメーカーのジャージ上下セットを持っていました。
購入したのは15年以上前でしたが、当時たしか半袖とハーフパンツの組み合わせで¥8,000くらいだったと記憶しています。
また、ナイキやミズノといった大手のスポーツメーカー品の長袖長ズボンの上下セットだと¥10,000前後が主流の価格帯になってきます。
一方、自転車通勤用に用意したジャージはguで購入したもので、同じく半袖、ハーフパンツともに¥590という格安の組み合わせだったと思います。
有名メーカーのジャージと格安商品では一体どんな違いがあるのでしょうか。
僕は実際にDESCENTEとguを混合で使いまわしていました。
すでにDESCENTEの方は処分してしまったので実物はのこっていませんが、それぞれを併用した印象だとやはり作りには大きな差があります。
DESCENTEのジャージは何度洗ってもほつれやヨレは起こっていないのに対し、guの方はハーフパンツに謎のほつれがアチコチにありました。
なにか引っ掛けた記憶はないのですが洗濯の過程で自然で出来ていたようです。
また、guのTシャツは洗うたびに全体的にヨレていくのがわかりました。
やはり耐久性に関しては歴然たる差があると感じます。
着心地についてもDESCENTEの方が薄手だったこともあり、吸汗速乾性に優れていたように思います。
ただ、それでguは実用に耐えないかというとそんなこともなく、普通に使う分には特に不満はありませんでした。
従って単に自転車通勤用ということであれば、格安商品で十分では無いかなと感じています。
より快適に自転車通勤を行いたい場合は、荷物は増えてしまいますが更により強力なアンダーウェアを着て調節するほうが効果的です。
自転車通勤用のジャージ オススメの組み合わせ
ジャージには意外と様々な種類があります。
生地でみても一般的なポリエステルのほか、ナイロンやベロア、さらにコットンで作られたスウェットも広い意味ではジャージに含まれます。
さらに形状もフード付きのものや、裾や袖が広がっているか、すぼまっているかの違い、ポケットのファスナーの有無など千差万別です。
いざジャージを買おうと思っても、どれを選べばよいか迷ってしまうかも知れません。
基本的にチョイスすべきはポリエステルを使った一般的なジャージ素材です。
そしてシンプルな半袖&ハーフパンツのセットを用意しておけば1年中カバーできます。
『冬でも半袖&ハーフパンツ??』と思う人もいるでしょう。
そこで僕が実際に着ていた『ジャージを使った自転車通勤用オススメのコーディネイト』をご紹介します。
色々な組み合わせを試した結果、最終的に落ち着いたパターンになります。
夏季(6月~9月)
ポイントはアームカバーですね。
夏場の直射日光を回避するためにも非常に効果的ですし、常に二の腕の表面がサラサラで快適です。
できればレッグカバーもあった方が良いのでしょうが、面倒なので僕は使っていません。
腕に比べると足の方はそこまで直射日光にさらされることもないですし、そもそも表面にあまり汗をかかないので不要かなという判断です。
アームカバーのメリットについてはまさか半袖で自転車通勤してるの?春~秋はアームカバーは絶対必要!で詳しくご紹介しています。
ちなみにアームカバーの代わりに長袖のアンダーウェアでも問題ありません。
冬季(12月~2月)
冬場はアンダーウェア(ベースレイヤー)を使います。
その上に半袖&ハーフパンツを着て、最後にウィンドブレーカーを加えれば真冬でも十分耐えられます。
アンダーウェアを使うのは『スタート時点では寒いが会社につく頃には汗ばんでいる』という寒暖両方の状況に対応する為です。
アンダーウェアは体の表面の汗をすばやく吸収して発散させる効果があり、体は冷やさずに汗だけを発散させる為、スキーやスノボ、登山など寒暖両方の対応が求められる状況下では必須アイテムと言われています。
実際この組み合わせだと最初は確かに少し冷えますが、走り出してしまえば汗をかいても体が冷えすぎないのでかなり快適です。
汗をかいてもアンダーウェアがしっかり吸って発散してくれるので、アンダーウェアはそのままでシャツとスラックスに着替えて完了というパターンもありました。
それ以外(3月~5月&10月~11月)
アンダーウェア上下&半袖&ハーフパンツ
春や秋は割と過ごしやすいのですが、その一方で寒暖差も大きくなる時期です。
基本的には↑の2種類のパターンが多かったです。
やはりウィンドブレーカーはかなり役に立ちますね。使うのは最初の15分位だけですが、携帯しやすい薄手のコンパクトなタイプがおすすめです。
同じくアンダーウェアも一年中使える万能アイテムですよ。
1年を通しての総括
以上のように、基本的にはジャージは半袖とハーフパンツがあれば十分です。
後はアンダーウェアやウィンドブレーカーで調節しましょう。
僕の場合、最終的に長袖長ズボンを使う機会はほぼありませんでした。
またスウェット生地は速乾性が低く使い物になりませんし、ナイロンは同じ価格帯の場合ポリエステルよりも吸汗速乾性に劣ります。
ベロア生地は汚れやすく乾きにくいのでやはりおすすめしません。
結局の所シンプルなジャージが一番使いやすい!という結論です。
ネットで買える!おすすめの格安ジャージブランド5選
ジャージの組み合わせがわかったところで実際にジャージを安く手に入れられるブランドをご紹介します。
SPALDING(スポルディング)
参考価格:¥2,480(上下セット)
なぜかDUNLOPと並んでオタク御用達のスポーツシューズブランドとしての地位を固めているSPALDINGですが、実際にはスポーツブランドとして1世紀以上の歴史をもつ一流ブランドです。
特にバスケット関連の用品が多数リリースされています。
もちろんジャージも扱っていて、シンプルながらワンポイントでロゴが入っているデザインになっています。
FILA(フィラ)
参考価格:¥2,680(上下セット)
テニスウェアで有名なメーカーですね。
意外と知られていませんが実は韓国のメーカーで、スポーツ分野に進出したのは1970年と割と最近です。
こちらのジャージは胸ポケットが付いているのが特徴ですね。
正直言って使う機会はほぼ無いと思いますので、デザインと思っていればよいでしょう。
kaepa(ケイパ)
参考価格:¥2,980(上下セット)
こちらはアメリカ発のブランドで、元々はスポーツシューズがメインのブランドですね。
似たような名前のブランドでKappaというのもありますが、そちらはイタリアのブランドで特に両者に関連性はありません。
個人的にはどちらかというとKappaの方が有名かな?という印象です。
いずれにせよロゴが目立ちにくいデザインなので気にならないと思います。
glimmer(グリマー)
参考価格:¥750~(Tシャツ)、¥1,300~(ハーフパンツ)
glimmerは衣料品の製造会社トムス株式会社のブランドの一つです。
公式ページにオンラインショップがあります。
ワンポイントロゴすら無い完全無地の非常にシンプルなデザインですが、カラーパターンが非常に豊富でTシャツは41色、ハーフパンツは15色のラインナップになっています。
とにかく余計なデザインはいらない!安くてシンプルなジャージがほしい!という人ならコレで決まりですね。
EARTH LEAD(アースリード)
参考価格:¥1,980(上下セット)
Amazonや楽天でみかける謎ブランドです。
ちなみに他にも『Froyland』『morrow’s』『BICMART』『Monoa』など公式ページすら存在しない似たような格安ジャージブランドが多数存在します。
サイクルウェアのように襟付きの半袖&裾がしぼんでいるハーフパンツのセットアップです。いずれもサイズは小さめなので注意が必要です。
今回紹介した中でも特にリーズナブルです。
手っ取り早くサイクルウェア風のジャージが着たいならコレでしょう。
まとめ
ジャージならでは季節別の選び方とコーディネイトのコツについてお伝えしました。
いくつかの激安ジャージブランドをご紹介しましたが、品質や値段などいずれも似たり寄ったりで大した差はありません。
個人的にはglimmerがおすすめですね。
『シンプルでカラーが豊富でリーズナブル』というわかりやすいブランドです。
珍しいカラーもあるので、冒険してみるのも面白いかも知れませんよ。