冬は自転車通勤者にとってなかなか厳しい季節です。
朝晩冷え込むこの季節は思わずロードバイクに乗るのをためらってしまうほどです。
冬に自転車通勤をする場合、どのような服装にすべきなのか迷ってしまうかもしれません。
様々な防寒対策グッズがあるなかで具体的にどんな格好がベストなのか?
冬の防寒対策について、僕の実体験をもとに重要な3つのポイントをお伝えしましょう。
冬の自転車通勤の服装のポイント
実は自転車の場合、冬の装備に関してはさほどシビアに考える必要はありません。
同じ二輪車のバイクと比べれば圧倒的に楽です。
自転車の場合、バイクより遅いので体感温度も全く違いますし、何より自ら運動するのですぐに体が温まりますからね。
ただし、抑えるべきポイントは抑えなければなりません。それが【手】【足】【首元】の3箇所です。
逆に言えばここさえしっかり抑えておけば他はさほど重要ではありません。
自転車で手、足、首の冷えを防止するコツ
自転車通勤の場合、通常の街歩きの防寒対策とは少し違う視点での対策が必要になります。
どのように手、足、首の冷えを抑えればよいのか、具体的なコツとアイテムをご紹介します。
手の冷えを防ぐアイテム
ロードバイクの場合、基本的に手にはグローブが必須になります。
コレは冬場も一緒で、いわゆる普通の手袋だと厚みがありすぎてハンドル操作がしづらいのです。
さほど値段も高くないので¥2,000程度の冬用のロードバイク向けグローブを用意する事をおすすめします。
比較的薄手で手にフィットするので普通の手袋よりずっとハンドルやギアの操作しやすいですし、転倒時のダメージ軽減にも効果が見込めます。
自転車通勤におすすめの2000円前後で買える人気の冬用グローブ5選! ロードバイク自転車通勤雨対策!季節別のおすすめ厳選レイングローブ足の冷えを防ぐアイテム
ここで言う足とは主につま先のことで、冷え防止には防寒用シューズカバーがおすすめです。
僕が実際に使っているのはこの写真の様なネオプレーン素材のカバーで、手軽に靴に装着できるので靴を選びませんし、防風効果によりつま先の冷えを軽減してくれます。
それでもある程度時間が経つとやはりつま先は段々冷えてきますが、あると無いとではだいぶ違います。
靴の汚れやダメージ防止にもなるので高い靴を持っている人にもおすすめですね。
首の冷えを防ぐアイテム
最後に首周りの冷えを防ぐアイテムですが、これはネックウォーマー一択です。
僕はスノーボード用のものを流用しましたが、なんでも構いません。
付けやすく外しやすいものがいいでしょう。
間違ってもマフラーを使ってはいけません。ほどけて車輪に絡まる恐れがあり危険です。
(実は僕も昔ママチャリで一度やってコケたことがあります)
自転車通勤の防寒対策におすすめネックウォーマー&フェイスマスクおまけ 耳の冷えをまもるイヤーウォーマー
これはあったら楽、という程度ですが耳の冷えにイヤーウォーマーを使うのもアリです。
実際僕も3年目の冬では使っていました。
ただし、安物だったため動きが激しくなると段々ズレてくるのと、会社に着いた後に荷物になるので結局はあまり使いませんでした。
耳の冷えはそこまで我慢出来なものでもないと思うので必須ではありませんが、使う場合はしっかりと耳にフィットしホールドできるものを購入しましょう。
冬の自転車通勤にコートやジャケットは不要
以上で手、足、首元の3箇所をカバーできます。
ではそれ以外の体全体を覆うアウターは何がいいかというと、実は薄手のウィンドブレーカーで充分なんです。
もちろんインナーは通常通りジャージの上下です。
つまり冬装備といっても増えるのは先程の『冬用グローブ』『シューズカバー』『ネックウォーマー』の3つだけです。
特に寒がりな人はジャージを長袖長ズボンにしてもいいと思いますが、正直僕はいりません。
実はこんな格好でも、走り出して15分もすれば寒さは感じなくなり、30分を超える頃にはうっすら汗ばんできます。
そしてそれを超えるとネックウォーマやウィンドブレーカーは脱いでしまいますし、会社につく頃にはジャージやグローブの中は汗で湿っています。
(ちなみにつま先と耳だけは最後まであまり暖かくはなりません)
暑さ寒さの感じ方は個人差があるのであくまで僕の場合ですが、大体朝晩の気温が0度以上ならばこんな感じでした。
都内であればほぼ0度を下回ることはないでしょうから、これで真冬でも対応できるでしょう。
少なくとも自転車通勤においてコートやダウンジャケットを着る必要性はほぼありません。荷物になるだけでしょう。
まとめ
というわけで、自転車通勤における冬の服装についてのポイントは実にシンプルで【手】【足】【首元】の3箇所を暖めること、コレだけです。
走り出した直後はかなり寒く感じますので、この3箇所はしっかりと防寒するように心がけましょう。
後はそのまま走り続ければ勝手に体は温まってきます。
あまり着込み過ぎると、かえって動きづらくなりますし後半は暑くて仕方ないでしょう。
自転車通勤においては極力荷物を増やしすぎないことは重要なポイントになるので、なるべく身軽にしておくことをおすすめします。
参考にしてみてくださいね。