ロードバイクに乗りながらも沢山の荷物を運びたい、そんな要望を持つ人もいるかと思います。
そう、別に早く走るだけがロードバイクではありません。
場合によっては出先で買い物したいということもあるでしょう。
そんなときバッグがなくて運ぶことができず、泣く泣く諦めるなんてもったいないと思いませんか?
小型のサドルバッグやフレームバッグは基本的に常備用のアイテム類や小物入れに過ぎません。それなりの大きさのものを買ったときには大きい収納が必要ですよね。
そこでおすすめなのが『サイドバッグ(パニアバッグ)』です。
数あるロードバイク用のバッグの中でも圧倒的な収納力を誇るサイドバッグの魅力とおすすめのアイテムをご紹介します。
ロードバイク用サイドバッグ(パニアバッグ)の魅力
サイドバッグ(パニアバッグ)の最大の魅力はなんといってもその収納容量の多さです。
大型のサドルバッグでもせいぜい10~20リットル前後であるのに対し、サイドバッグは40~50リットル近くの容量は余裕で確保できます。
これはバックパッカー向けの大型リュックほどの大きさですから、日帰りツーリングや自転車通勤はもちろん日本一周の旅にだって使われています。
また、それだけの大荷物を収納してもバランスを崩さないように低重心になっており走りに影響が出づらいのも魅力ですね。
さらにサドルバッグは全般的に耐久性が高いものが多く、雨風はもちろんちょっと位の転倒では破損しない強度を備えています。
長距離、長期間の旅を想定したアイテムなのでそれも納得ですね。
雨に強く大容量なことから先程も言ったように自転車通勤にもぴったりで、街乗り中心出会っても十分に利用価値があります。
ただし、見た目にかなりの影響を与えいかにも旅感がでてしまうのがデメリットといえばデメリットでしょう。
あまりゴテゴテさせるのが嫌い、スマートでシンプルにロードバイクを乗りたい、という人にはあまり向かないと言えます。
実用性は高いのですがこのあたりは注意が必要です。
おすすめサイドバッグ(パニアバッグ)3選
ではここからは実際におすすめできるサイドバッグをご紹介します。
いずれも完全防水機能を備えた耐久性が高いアイテムばかり。過酷な環境にも耐えられる逸品です。
1 バックローラー(オルトリーブ)
参考価格:¥11,000(2つセット)
自転車用サイドバッグの定番中の定番。それがオルトリーブのバックローラーです。
オルトリーブのアイテムはどれもこれも防水機能を重視した作りになっていて、サイドバッグの品質も非常に優れています。
完全防水は伊達じゃ無く、一日中雨にふられて走りつづけても全く荷物は濡れなかったというレビューもあります。
また、固定用フックが上下についているためしっかりとキャリアに固定可能で、さらに下に向かって横幅が絞られている形状のためバッグが足やタイヤに干渉しづらくなっています。
ちなみにカラーリングはいくつかバリエーションがあり、シンプルに見えて意外とデザイン面も考えられていますよ。
左右併せて40リットルの容量が確保出来るので大抵の荷物はまかなえるでしょう。
自転車通勤から日本一周まで非常に幅広く使えるので、とりあえず初めてのサイドバッグ選びならば第一候補になり得ます。
2 パニアドライバッグDX(トピーク)
参考価格:¥9,600(1つ)
こちらもロードバイクのパーツでは高い知名度を誇る定番のメーカー、トピークのサイドバッグです。
オルトリーブ同様に完全防水で、こちらは片方あたり25リットル、左右セットすると合計50リットルの大容量を誇ります。
サイドバッグの中でもかなり多い方で、これだけの容量があればかなりの荷物を収納できますね。
一方でバッグ本体の厚みや横幅はそれほど無いので邪魔になりづらいです。
派手なイエローのカラーリングと大判の反射材のおかげで夜間でも周囲から高い視認性が得られます。(カラーリングはブラックもありますが)
アタッチメントと組み合わせることでワンタッチでの取り外しが可能ですし、なくても大型のフックでしっかりと固定できます。
持ち運び用のキャリングハンドルと着脱可能なショルダーストラップがついているので、自転車を降りた後もそのまま楽に持ち運びできるというのもポイントです。
ただ、最大のデメリットはその価格でしょう。1つあたりの価格なのでオルトリーブと比べて大幅に高くなってしまいますね。。。
3 自転車用パニアバッグ(Rhinowalk)
参考価格:¥5,200(1つ)
見た目はオルトリーブのバックローラーに似ていますが、こちらは中国のメーカーであるRhinowalkのアイテムです。
「中国か・・・」と思うかもしれませんがちょっと待ってください。
Rhinowalkは『[容量別]絶対濡らさない!ロードバイク用完全防水サドルバッグまとめ』の記事でも紹介しましたが、決して悪くない評価を持つメーカーです。
中国産にありがちの雑な縫製や寸法違いはなく、むしろ丁寧に作られているというレビューも散見されます。
この製品もバックローラーとパニアドライバッグのいいとこ取りをしたようなアイテムで『左右合わせて50リットルの大容量』『持ち運び可能なハンドルやショルダーベルト』『型崩れを防ぐインナープレート』『ロック機能付きバックル』『止水ジップポケット』と魅力的な機能が満載です。
ただ、注意が必要なのがこちらも1つだけの価格であるという点です。
左右2セット販売ではないので間違えないようにしてください。
それでも性能を加味するとリーズナブルであることは間違いないですね。
パニアバッグ用リアキャリアの選び方
サイドバッグはその形状から、原則リアキャリア(荷台)が必ず必要になります。
ただ、キャリアなら何でも良いわけではありません。
物によってはバッグが十分に固定できずにタイヤやチェーンに干渉してしまう可能性があります。
というわけで、サイドバッグを取り付ける際のリアキャリアの選び方についても合わせて紹介しておきます。
ポイントは「フレーム部分がしっかりと広範囲で確保されていること」です
リアキャリアのフレーム部分が広く取られていないと、十分にサイドバッグを支えることができません。
例えばこのようなデザインだと後方の支えとなるフレームが十分に取られていないため、バッグの後方がタイヤに接触擦る可能性が高いですね。
もちろんこの様なフレームがない形状のキャリア(シートポストキャリア)は論外です。
おすすめはこちらの『TOPEAK(トピーク) スーパー ツーリスト DX』ですね。
これだけしっかりとフレームが広範囲に出張っているとタイヤやチェーンに接触することもありませんし下のフレーム部分でも固定できるのでかなり安定するでしょう。
まとめ
ということで、ロードバイクの荷物運べない問題をクリアできる手段としてサイドバッグという選択肢を提案してみました。
直接リュックやメッセンジャーバッグを身につけるのももちろんありですが、こういったバッグを使うことで身軽に運転に集中できるのでかなり快適になります。
なお、今回紹介した3製品の中ではやはりオルトリーブのバックローラーが抜群の安定感を誇ります。
防水バッグとして長い歴史と高い技術を併せ持つブランドなので、一日の長があります。
是非検討してみてください。
ちなみにもう一つ、手軽に荷物を運ぶ方法としてはカゴを使うという禁断の方法もあります。
こちらも覗いてみると幸せになるかもしれません。
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