ロードバイクやクロスバイクに乗るときに体に身につけるバッグは多数の選択肢があります。
中でも小型で体との接する面積が少ないヒップバッグ(ウェストバッグ)はちょっとした身の回りの小物を手軽に持ち運びたい時に重宝します。
しかし、意外とロードバイク、クロスバイクにヒップバッグを組み合わせている人は少なく、ネット上にもその使い勝手に関する情報は多くありません。
果たしてヒップバッグは自転車用のバッグとして実用的なのか?
メリットデメリットは何なのか?
今回はその辺りをまとめてみます。
ロードバイク用のバッグ選びに迷っているひとにも是非見ていただきたいと思います。
ヒップバッグのメリットデメリット
体に身につけるバッグは他にもリュックやメッセンジャーバッグ、ボディバッグなどがあります。
それらのバッグと比べてヒップバッグならではの特徴はなんといっても身に付ける位置の違いです。
その名の通り腰回りに身につけるので、最も汗をかきやすい背中が空くというメリットがあります。
これは夏場の街乗りなどでは大きなアドバンテージと言えますね。
デメリットとしてはウェストベルトがお腹を圧迫する、激しい動きでバッグが暴れやすいといった点ですね。
特に上り坂を全力でこぐ時などにデメリットが顕著に感じるでしょう。
ただ、ウェストベルトをお腹ではなく骨盤に沿うように身に付けることである程度圧迫感は緩和できます。
ロードバイク用ヒップバッグの選び方のポイント
ロードバイクやクロスバイク専用のヒップバッグというものは特にありません。
したがって一般的な街用のヒップバッグを選べばよいのですが、ロードバイクやクロスバイクで快適に使用するためのポイントをいくつかお伝えしましょう。
ポイント1.革製品は避けるべし
ヒップバッグには革製品のものも多くありますが、これはあまりおすすめしません。
理由は汗や雨に弱いからです。
背中に触れないとはいえ腰回りにも多少汗はかきますし突然の雨にふられることもあります。
ヒップバッグに限らず、水に弱い革製品のバッグはロードバイク用としては少々心もとないのは事実です。
なるべく耐久性があるアウトドアブランドのアイテムをチョイスしましょう。
ポイント2.シンプルなデザインを選ぶべし
ロードバイク用のヒップバッグのデザインはなるべくシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
あまりゴテゴテしたデザインのものはロードバイクとのバランスが悪く、チグハグな印象になってしまいます。
余計な装飾がなくせいぜいポケット2つくらいのスッキリとしたデザインの方がいいです。
ポイント3.詰め込み過ぎはさけるべし
ヒップバッグは他のバッグ類と比べて重心が低く安定しやすいのですが、前述の通り身体への密着が少ないために暴れやすいという弱点があります。
その為、大量に荷物を詰め込みすぎたり重いものを収納すると格段に装着感が悪くなります。
基本的には財布、スマホ、カギ、ハンドタオル、コンパクトなウィンドブレーカー程度に収めておくのが無難ですね。
それ以上大量の荷物になるのであれば、他のバッグを検討しましょう。
まとめ
というわけで、ロードバイクやクロスバイクとヒップバッグとの組み合わせについて検証してみました。
結論としては十分に実用的と言えるでしょう。
特に以下のような条件にあう場合におすすめできるバッグです。
- 少量の小物類を持ち運びたい。
- 汗をかいたときに背中が蒸れるのが嫌。
- 自転車を降りてもそのまま店に入れる様なスタイルが良い。
- ロードバイク本体にはあまりバッグを取り付けたくない
- 峠を攻めたり、100km超えのガチなツーリングではなく近場をポタリングしたい。
- サイクルジャージは着るつもりはない。
自転車用のバッグとしてはあまりメジャーとは言えないヒップバッグですが使い所をおさえれば魅力的なバッグです。
気になる人は是非試してみて欲しいと思います。
以上、参考になれば幸いです。