ロードバイクの場合、出先でパンクしたときに備えて普段から替えのチューブやパンク修理キットと一緒に空気入れを常備するのが基本です。
つまり、ロードバイクに乗るときは常に空気入れも一緒に持ち運ぶ必要があるのです。
しかし自宅用の大きな空気入れを普段から持ち運ぶのは現実的ではありませんよね。
そのため、ロードバイクのフレーム本体に取り付けられる小型の携帯用ミニポンプが売られています。
そのサイズたるやびっくりのコンパクトさで、わずか長さ20~30cm直径3cmほどのものが主流です。
初めて見るとそのサイズに驚くはずです。しかし、小さくとも機能性は十分!ちゃんとしっかりと空気をいれることが可能です。
ただ、もちろん空気入れによって機能面に様々な違いがあり、選び方を間違えると後悔することも・・・。
ですが大丈夫、今回はそんな携帯用のミニポンプについて、初心者にもわかりやすいように選び方のポイントとおすすめアイテムをご紹介します。
まだ携帯用空気入れを持っていない人や、今のミニポンプがいまいち使いづらいと感じている人は必見ですよ!
自宅用のフロアポンプについては『これは便利!おすすめの自転車用空気入れ7選(自宅用)』の記事を参考にしてみてください。
ロードバイクにおすすめの自転車用空気入れ7選(自宅用)また、パンクしづらいおすすめのチューブは『ロードバイク用チューブの選び方。自転車通勤向きのチューブとは?』タイヤは『5年間パンク無し!とにかくパンクしにくいロードバイク用タイヤとは』でそれぞれご紹介しています。
ロードバイク用チューブの選び方。自転車通勤向きのチューブとは? 5年間パンク無し!とにかくパンクしにくいロードバイク用タイヤとは携帯用ミニポンプ(空気入れ)を選ぶポイント
携帯用ミニポンプはそのコンパクトさ故に本格的な自宅用のフロアポンプに比べると、空気の入れやすさではどうしても劣ります。
何度もポンピングが必要だったり、力が入れづらくて苦労したりという話を聞いたことがあるかもしれません。
ですがそれでも最近の製品は昔と比べて大幅に進化しており、女性でも簡単に空気が入れられる、小さいのに従来と比べてわずかなポンピング回数で空気がしっかり入るものもあるのです。
ミニポンプを選ぶ時のポイントはズバリ『楽さ』に尽きます。例え男性であっても、これは変わりません。
小型化はある程度行き着くところまで進化し、現在はコンパクトでありながらいかに楽に使えるか、にシフトしてきているということですね。
炎天下の夏場とか、雨が降り出した中でチューブを交換しなければならない、そんなシチュエーションを想像してみてください。
外出先であればなおさら、お手軽にすばやく空気が入れられる方が絶対によいですよね。
逆にコンパクトさや軽さはあまり意識せずともよいでしょう。正直自転車本体にセットするならばあまり重さは気になりません。(というか携帯用ミニポンプにおいて、重さや大きさの違いは大したことは無い)
ネットで人気!おすすめの携帯用ミニポンプ3選
では選び方のポイントやミニポンプの特徴がわかったところで実際におすすめのミニポンプをご紹介します。
いずれもネット上での評判は高く性能は折り紙付きのものばかり。予算や用途に応じて選んでみてください。
1.マジックポンプ(LAND CAST)
参考価格:¥2,390
『例のポンプ』の名でネット上で話題騒然のミニポンプがこのマジックポンプです。
もはやミニポンプ界の革命児ともいうべき携帯用空気入れで、最大の特徴はそのポンピングの軽さに尽きます。
普通は空気圧が高くなっていくに連れ、どんどんポンピングが重くなってきますよね。
上半身の体重をのせられるフロアポンプと違って、小型のミニポンプは多くの場合腕の力でポンピングしますからより顕著になります。
その為ある程度のところで諦めることになります。
しかし、このアイテムは特殊な構造により、高圧になってもそれほど力を必要としません。
結果として腕の力だけで楽に空気を入れられるというわけです。
その楽さは本当にマジックというレベルで、僕も一度使ったことがありますがマジで衝撃的でした。
残念ながら2019年5月現在、なぜかAmazonでは正規品は売り切れでパチモノが大量に出回っており、楽天では値段が高騰して定価の1.5倍強になってしまっています。
まともな価格で正規品が購入できるのはyahooショッピングを始めとした一部のみですのでご注意ください。
2.Smart Air pump(UOMI)
参考価格:¥13,000
こちらは携帯型の電動ミニポンプです。
非常に小型で外付けHDDほどのサイズでポケットにもすっぽり収まるサイズです。
なにせ電動ですから完全にポンピング不要なので手軽さで言えば文句なしに最強です。
少々値が張るのが玉にキズですが、充電式で何度も使えますから長期的に見ればCO2ボンベよりも経済的ですね。
1度の充電で3回分程度使用できるので、緊急時用としては問題ないでしょう。
実際に使ってみるとかなり動作音が大きい&やや圧力が弱い(あまり高圧までは空気が入らない)という難点があるようです。
外で使用するときちょっと周りの目が気になってしまうかもしれませんね。
3.Road Morph G(TOPEAK)
参考価格:¥4,000
このブログで何度かおすすめしている定番の携帯用ミニポンプといえばこのRoad Morph(ロードモーフ)です。
とりあえず定番中の定番であり、僕も愛用しているアイテムで3年以上この空気入れ1つで自転車通勤を行っていましたがまったくもって不満なしの一品です。
たしかにマジックポンプに比べればポンピングは重いものの、折りたたみ式のハンドルと足置きが内蔵されているのでフロアポンプのように上半身の体重をかけてしっかりと空気を入れられるので問題ありません。
作りも極めて丈夫で不具合や破損、サビ等も一切なし。
フレームにセットできるクランプとマジックテープも付属しているのでコレ1つで事足ります。
有名メーカー&歴史も長く、ある種完成されたアイテムと言って良いでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
携帯ミニポンプといえど、こうしてみると十分な実力をもった魅力的なアイテムがあることがわかりますよね。
僕が従来からおすすめしていたのはRoad Morphでしたが、正直なところ最近はマジックポンプに軍配があがりますね。
ただ、定期的に注油が必要なのとやや耐久性に難ありというレビューが散見されるのが気になるところではあります。
それでもあの軽さは携帯用ミニポンプの概念を覆すレベルですから、可能なら一度試していただきたいですね。(ただあまり手に入りにくいのが現状ですが。。。)
参考になれば幸いです。