アメリカで非常に人気が高いにもかかわらず、日本ではいまいち知名度が低い不遇なサングラスブランドといえば『tifosi』です。
最大の特徴はなんといってもその圧倒的なコストパフォーマンス。
偏光レンズ付きでありながらなんと約¥7,000という価格設定!
これは試してみるしかありません。
というわけで早速購入してみたのでレビュー、お届けします!
- リーズナブルだけスポーツ用にも使えるアイウェアがほしい
- カラーバリエーション豊富でおしゃれなサングラスがほしい
- 普段使いも可能なファッショナブルなサイクル用サングラスがほしい
『tifosi(ティフォージ)』の『SWANK』基本スペック
tifosiから販売されているサングラスは様々なシリーズがありますが『Aethon』、『Alliant』、『Vero』、『Brixen』といったサイクリング用モデル、そして『SWANK』『SVAGO』『Watkins』といった日常でも使えるカジュアルデザインモデルに分かれます。
僕の場合、早朝サイクリングから街乗りでのポタリング、長距離でのツーリングまで幅広く使いたいという用途があったので『SWANK』をチョイスしました。
『SWANK』はtifosiの中でも人気が高い定番モデルで、いわばOakleyでいうところの『フロッグスキン』やRay-Banの『ウェイファーラー』のような位置づけですね。
誰でも似合うといわれているウェリントンタイプのフレームで、通常モデルは¥4,900(税抜)、偏光レンズモデルでも¥6,900(税抜)という驚きの価格設定です。
Oakleyのフロッグスキンの偏光レンズモデルと比べたら約半額。
偏光レンズを採用していてこの価格は正直いって異常です。まさに価格破壊といってよいでしょう。
それでいて中身は長距離のツーリングにも耐えうる本格派。適当なつくりの粗悪な中国産サングラスではありません。(ちなみに生産は台湾)
単なるなんちゃってファッションサングラスではなく、OakleyやRay-Banといった一流メーカーに引けを取らない本格的なアイウェアなんです。
外見
では外見から順にみていきましょう。
箱を開けるとこんな感じです。
中身を取り出すと入っているのはサングラス本体と説明書、そして黒いのは収納ケース兼レンズクリーナーですね。
ちゃんとレンズにはポラライズド(偏光レンズ)のシールが貼ってあります。
ちなみにUVカットも100%。
上の方にさりげなくtifosiのロゴが入っています。
左右のツルの部分にもロゴあり。
このカラーの場合レンズの色は濃いもののある程度透けるので外から目元が全く見えないということはありません。
ノーズパッドはこのように白いラバーコーティングになっています。
ヒンジの部分はこのようにネジ止めされています。
トップクラスのモデルは軽量化のため、金属のパーツを全く使っていないものも多いのですがこの辺りはさすがにコストの関係で採用していないみたいですね。
バネはやや強めで結構勢いよく開閉します。笑
付属品の収納ケースを見ていきましょう。
ケースは簡易的なもので特に高級感はありません。
実際に収納するとこんな感じ。
当然ですがサイズ的にもほぼ本体とジャストサイズです。
裏地がレンズクリーナーになっています。なかなか便利ですね。
説明書は大したことはかいていなかったので省略します。
最後にサイズ感について。
日本の正規代理店のサイトからの画像です。
『SWANK』は1サイズ展開でアジアンフィットモデルもありません。
ですが幸い僕の顔でも問題なくフィットしました。
参考までに過去に浸かっていたスポーツタイプのモデルとの比較も載せておきますね。
フレームの形状は全く違いますね。
使い勝手(良かった点、気になる点)
フィット感抜群、全くズレない!
僕の場合この『SWANK』だとサイクリング中でも全くズレることはありません。
先程の写真のとおりスポーツタイプのアイウェアとは全くフレーム形状が異なり上や横の部分までカバーされていません。
しかし、目元との距離が近いためなのか平面的なデザインにもかかわらず風の巻き込みが気になったこともありません。
フィット感という意味では非常によいですね。
多少骨格にもよるかもしれませんが、日本人でも馴染みやすいフレームと言えるでしょう。
『ノーズピースには汗をかくほどグリップ力がアップする、ハイドロフィリックラバーを採用』というだけあり、たしかに汗をかいてもグリップ力が高いままです。
また、ツルの部分もラバーコーティングされているので、坂道などで激しい動きをしても落ちてくることはないですね。
偏光レンズはやはり便利
今まではクリアレンズだったのでとにかく朝日が眩しくて大変でした。
しかし、このサングラスにしてからは逆光でも全く問題なし。
タイミングによってはアスファルトが反射して地面の様子が分かりづらいこともあったのですが、偏光レンズのおかげで地面の凹凸や障害物の有無など非常に見やすいです。
いや実際に使ってみると偏光レンズのサングラスってホント使い勝手よいですね。
視界の良さがまるで違います。
もっと早く(自転車通勤してた頃から)採用すべきでした。。。
デザインが良いので普段使いもOK
なんといっても普段使いできるデザイン性というのがポイントです。
ガチすぎるデザインだと自転車を降りた状態で使うには違和感が強すぎます。
ウェアに合わせたのでちょっとカラーリングがポップですが、ウェリントンタイプのスタンダードなフレームなので街乗りでの散策にもバッチリ使えます。
この汎用性の高さは魅力です。
これなら車の運転時はもちろん、沖縄とかハワイといったリゾートに行くときにも持っていきたいですね。
汚れが付きやすい
ラバーコーティングされているせいか、フレームに汚れが付きやすいのが気になります。
自転車の場合、チェーンやホイールを触るとすぐに手が真っ黒になるのでその状態でサングラスを触ると汚れが付着することがあります。
特に油を含んだ汚れがフレームにつくとかなり落ちづらくなりそうなので、取り扱いには注意が必要ですね。
レンズ本体の方はむしろ汚れは取り除きやすいでしょう。
一方で汗などで濡れてもちゃんと拭き取ればきれいになりますしレンズも耐久性が高いポリカーボネートなので、スポーツ用としては雑にガンガン使っても大丈夫です。
【補足】サングラスが似合わない!は思い込み?
実は僕は普段使いもできるサングラスを買うのは初めてです。
以前から何度か購入しようと思ったことはあるものの、試着してみるとどうしても変でやめてしまっていました。
自分にはサングラスは絶望的に似合わないので一生かけることはないと思っていたのですが、今回は【朝日がどうしても眩しくて危険】【目の健康を考えたらやはり必須】そして最悪早朝のサイクリングのときだけならあまり人もいないし見られる機会も少なそう、という思いから購入してみました。
一応カジュアルデザインにはするものの早朝以外は恥ずかしいから多分使わないなという想定でした。
最初はやはり違和感がありましたが、ずっと付けていると次第に違和感が減っていき、今では別に変でもなくない?と思えるようになりました。
家族からも普通といわれ、試しに街乗りで使ってみても特に笑われることもない。
今まで付けたことが無いゆえに自分で似合わないと思い込んでいたのかもしれません。
実際に使ってみると違和感は消えていくので、僕と同じようにサングラスに苦手意識を持っている人は騙されたと思って何度か付けてみてください。
基本的にこのswankのようなウェリントンタイプのフレームであればほとんどの人は似合うはずなので、最初のチョイスにはぴったりだと思います。
まとめ
というわけでtifosiのカジュアルテイストな本格的アイウェア『SWANK』についてレビューしました。
偏光レンズを含めた機能性、普段使いも問題ないデザイン性、そしてリーズナブルな価格という3点を兼ね備えているレアなアイテムです。
ロードバイクをおしゃれに乗りこなしたい人にこそ是非オススメします!
以上、参考になれば幸いです。