ロードバイクで自転車通勤をする場合、必要なアイテムは数多くあります。
ロードバイク本体に付けるパーツ類の他、自分自身が身につけるアイテム類もまた色々と揃えなければなりません。
もしもの時に頭を守るヘルメットや手を保護するグローブ、防寒用のウェアなんかは装着率が高いのですが、アイウェア(サングラス)を付けている人は意外と少なく感じます。
僕個人の意見としては、自転車通勤にアイウェアもまた『必須』だと思っています。
今回は自身の目を守る重要アイテム、ロードバイク用のアイウェアについてその必要性と選び方のポイントなどをご紹介します。
アイウェア(サングラス)はなぜ必要か
ではなぜアイウェアが必須なのか?まずその必要性からお伝えします。
一番の理由は目を保護すること、これに尽きます。
普段街を歩いていたり、ママチャリに乗っているくらいではあまりピンとこないかもしれませんが、ある程度のスピードで走る際に『裸眼』というのはかなり危険です。
バイク用のヘルメットの多くにシールド(ポリカーボネート製の透明カバー)があるのは、高速で走っている場合ちょっとしたホコリや砂、ゴミ、虫でさえ凶器になり得るからです。
普段ならばちょっと目に砂やホコリが入ってもゴロゴロする程度で済みます。
しかし、30kmを超えるようなスピードになってくると『目に入る』というよりも『目に当たる』というレベルの衝撃になってきます。
こうなると角膜そのものにキズがつく恐れもありますし、痛みで操作不能に陥る可能性もあります。
もしそれが全力で走っている最中だったら、そのまま事故につながることだってありえるでしょう。
また、過去にはバイクに当たった虫(カナブン)によってヘルメットのシールドにヒビが入ったという事例もあります。
もしこれが目に当たっていたらと考えたら、ゾッとしますよね。
バイクと比べれば低速とは言えかなりのスピードで走行するロードバイクの場合、やはり目を守るアイウェアが必須なのです。
僕の恐怖の実体験
以前、自転車通勤を始めたばかりの頃、僕はアイウェアなしで街中を走っていました。
ある日通常通りに出社してデスクにつくと、どうも片方の目が霞む様な感じがしました。
元々ドライアイの傾向があり、たまにそういうことがあるのでさほど気にもとめず目薬をさしたりちょっと目をこすったりして様子を見ました。
ところが数日たっても治る様子はなく、片方の目だけがその症状が続いていたことでさすがにおかしいと思い眼科へ。
するとなんと目の表面に鉄の小さな破片が刺さっているというのです。
全く痛みも感じませんでしたし、目が充血するといったこともなかったので想像すらしていなかったのですが、どうやら通勤中にトラックなどから出た細かい破片がいつの間にか目に入ってしまっていたようでした。
結果的にその日のうちに極細のピンセットで直接取り出すという原始的な方法で取り除くことができました。
(ちなみに麻酔はしたものの後頭部をおさえつけられた状態で目に直接ピンセットを向けられたのはかなりの恐怖でした)
あと少しで感染症などを引き起こす手前だったと言われ、実はかなり危険な状況だったようです。
しかし、これは誰にでも起こり得る話です
ちなみにその日以来、すぐにサングラスを付けるようになったのは言うまでもありません。
アイウェア(サングラス)のメリット
アイウェアには砂や虫から目を保護する以外にも、多くのメリットがあります。
例えば『目の乾き』を防いでくれるという点です。
これは風が直接当たらないことで目の表面が乾燥するのを防止してくれるという副次的な効果ですね。
目が乾燥しているとちょっとした刺激で目が開けられなくなってしまうこともありますし、日常的に続けば視力悪化やドライアイの恐れも出てきます。
ちなみに当然ながら花粉防止効果もあるので、フェイスマスクと組み合わせると花粉症の人でも通勤時は薬いらずですね。
また、サングラスならば朝の通勤時間帯の直射日光の眩しさも防げますし、UVカットによる日焼け防止もメリットと言えます。
逆に不意に雨が降ったときは雨粒で目が開けられない、という状況を回避できます。
あと、転倒時に目の周りを保護してくれるというのもポイントですね。
アイウェア(サングラス)のデメリット
その一方で、デメリットもわずかながらあります。
一つは見た目の問題で、特に自転車通勤初心者の場合ヘルメットと並んで抵抗を感じるファッションでもあります。
一度付けてしまえば気にならなくなる、というよりも手放せなくなりますが最初は僕もちょっと躊躇して付けていませんでした。
なんかいかにも『ザ・ロードバイク乗り』みたいで恥ずかしいんですよね。
ただ、一度痛い目にあったので、それ以来安全性重視で付けるようになりました。
3日もつけていれば全く気にならなくなりますし、そもそもはっきり言って通勤ロードバイクの見た目なんて誰も気にしていません。
まあこれは慣れで克服できるデメリットですね。
もう1つは転倒時のリスクです。
これはメリットとして上げた目の周りの保護の裏返しでアイウェアが粉々になるほどの衝撃出会った場合、逆に破片が目に入って大怪我につながる恐れもあります。
ただ、これはロードバイク用(スポーツ用)に作られているものを選べば回避できるでしょう。
専用のアイウェアは転倒時に破片などで目に怪我をしないよう金属製のパーツを極力減らしていたり、割れにくい素材が使われているのです。
自転車用のアイウェア(サングラス)の選び方のポイント
では、実際に自転車通勤にあわせたアイウェアの選び方のポイントを見ていきましょう。
ただの伊達メガネでも有ると無いとでは全く違うのですが、やはり買うならばスポーツ用サングラスの方がフィット感や機能性で何かとメリットが多いです。
ロードバイクの場合、基本的に前傾姿勢で上目遣いになるため、普通のメガネでは上部に隙間が空いてしまい効果が半減になってしまいます。
その点スポーツ用サングラスの場合、顔にそってカーブしているので目により近い位置でフィットしますから余計な隙間ができません。
また、可能ならば朝晩の時間帯や天気に合わせてレンズを変えられるとよりベターです。
朝は逆光で眩しいこともあるのでスモークレンズがベストですが、帰り(夜間)もスモークレンズだと周りが見えづらいので非常に危険なのです。
その為、最低でも朝晩用にスモークとクリアの2種類はほしいところです。
長時間つけることになるので、耳や鼻に痛くなりづらいパッドがあることやレンズが割れにくいポリカーボネートであること、そしてUVカット機能がついていること。
このあたりは最低限満たすべき条件といえるでしょう。
圧倒的なコスパを実現!おすすめはHIGASHIのスポーツサングラス
ロードバイクの専用品はかなり高価のものが多く、数万円のものも珍しくありません。
しかし、正直言って自転車通勤用途でそこまでのコストをかける意味は殆ど無いでしょう。
そこで、上記のポイントをすべて満たしつつも比較的安く手に入るおすすめの高機能スポーツサングラスをご紹介します。
それがHIGASHIのスポーツ用軽量サングラス『HSG01-5』(参考価格¥1,980)です。
思いっきりスポーツ用サングラスといったデザインなのでちょっと二の足を踏むかもしれません。
しかし、この価格でありながら初めからスモークとクリアを含む5種類のレンズが付属しておりコストパフォーマンスは抜群です。
日本人の骨格に合わせた作りとなっておりフィット感もばっちりで、重量もわずか28gという圧倒的な軽さ。
さらにはAmazonでのレビュー得点が2018年10月時点で【5点満点中 4.1(平均値 レビュー数269件)】という高評価です。
その上【30日間ならば使用済みでも交換可能】&【1年間以内の損傷時には1度だけ無料交換可能】とアフターケアもバッチリ。
ちなみに目が悪い人向けに度付きのインナーも別売りされています。
コスパ、機能、保証、汎用性、どれをとってもこの一品なら間違いなしと言えるおすすめのアイウェアです。
まとめ
自転車通勤におけるアイウェアの重要性とメリットデメリット、そして選び方のポイントとおすすめアイテムまで一気にまとめてご紹介しました。
たかが自転車通勤で本格的なスポーツ用サングラスなんて大げさと思っていたかもしれませんが、決して過剰な装備ではないことが分かってもらえたでしょうか。
食わず嫌いすること無く、是非とも取り入れてみてください。きっと手放せなくなるはずです。
サングラスだけじゃなく、ヘルメットやプロテクターなどのアイテムも必須です!
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