自転車通勤で長い距離を走るということはそれだけ長い時間、都心の道路の空気を吸い込むということにもなります。
中国のようにまるで霧のように前が見えないほどの空気汚染はありませんが、車道を走る自転車通勤時の環境は決して良いとはいえません。
ホコリやチリ、排気ガス、PM2.5、そして春先を中心に増える花粉など、都市部の道路には目には見えない汚れが沢山漂っています。
さらに今はコロナウィルスの問題もありますよね。
冷製に考えてみれば、何の対策もせずに毎日1~2時間の通勤を続けるということはそれだけ様々な物質を体の中に取り込んでしまっている可能性があるということです。
自転車通勤によって内臓脂肪が減った一方で、都心の汚れた空気で喘息になってしまったとかいうオチになったら本末転倒です。
末永く健康的に自転車通勤を続けるためにも、今回は都心の汚れた空気から身を守るフェイスマスクの導入について考えてみましょう。
実は体に悪い!?都心の自転車通勤
今ではすっかり定番になった皇居ランニングですが、実は一部でかえって健康に悪いという研究結果が出ているそうです。
その理由の一つとして、車の交通量の多さによる排気ガスの問題が上げられています。
短期間で直ちに体に悪影響をおよぼすようなものではありませんが、長期的に続けていれば呼吸器官に悪影響を及ぼす恐れがあるとされています。
実はこれ、あの100巻超えの某グルメ漫画の中でも指摘されていたことがあり、皇居ランに対し警鐘をならす声は他にもいくつかあります。
この話は都市部で自転車通勤を行う僕らにとっても決して他人事ではありません。
むしろ車道を走る自転車の場合、皇居ランナー以上に車に近い位置になるため、より排気ガスを体に取り込んでしまうことになります。
ランニングや自転車走行の場合は運動量が大きいことからどうしても呼吸も激しくなりますから、歩行者よりもずっとリスクが高いことを自覚すべきです。
ホコリや粉塵、花粉など道路上は見えない汚れだらけ
排気ガスだけではなく、道路上には目に見えない様々な汚れが常に浮いています。
砂埃やゴミ、車が走行するたびにわずかずつ排出される細かな鉄やゴムの破片、そして花粉など。
これらは雨などで道路の端に集まり、その上を自転車が走行することになります。
いわゆるPM2.5とはこの微粒子の大きさを指すもので、粒子径が概ね2.5μm以下のものを定義します。
※更に小さいものは「超微小粒子」などと呼ばれます。例)PM0.1など
このサイズになると一般的な市販のマスクではすり抜けてしまい、意味をなしません。
本格的に防止するには工事現場用の粉塵マスクが必要となりますが、さすがにその格好でロードバイクに乗るのは現実的ではないでしょう。
その為、ある程度び機能性を維持しつつも街中で使用できるレベルの見た目も兼ねた物を選ぶ形になると思います。
しかし、なかなかロードバイクに乗りながら使用できる機能性マスクというものは売っていないものです。
PM2.5除去率脅威の99.9%!最強スポーツマスク【NAROO MASK F5s】
ですが今回、そんな悩みを持つ自転車ツーキニストにぴったりのスポーツマスクを見つけました。
それがこの『NAROO MASK F5s』(参考価格:¥3,200)です。
見ての通り工事現場用粉塵マスクの様な仰々しいデザインではなく、スポーツ用に使えるスタリッシュな外見に落とし込まれています。
ロードバイクやランニングはもちろん、冬場のスキー、スノーボードの防寒用に使用しても違和感がありませんね。
色もグレー、ブラック、ブルー、ホワイト、ミントの5色展開になっていて、サングラスやヘルメット、ジャージとの相性も良さそうです。
その一方で機能性も抜かりありません。
一般の市販のマスクよりもずっと縫い目が細かいため、PM2.5レベルの微粒子まで99.9%カットできるほどの除去率を誇ります。
もちろん、それより大きい粒子である花粉もカットでき、花粉症用のマスクとしても春先に活躍しそうです。
その上で(見た目に反して)通気性はしっかり確保されているため、呼吸も妨げることもありません。
顔にピッタリとフィットする素材で耳元に引っ掛けられるようになっているので、激しい動きでもずれにくくなっています。
また、鼻の部分にフレームが入っているので呼吸でサングラスが曇る心配もないそうです。
普段の手入れは自宅で洗濯可能なので取扱いも簡単ですね。
【NAROO MASK F5s】の気になる点
以上のように見た目と機能性の両方を満たした、非常に優れたスポーツマスクであるNAROO MASKですが、一部気になるレビューも見られます。
この製品は外国製であるため、骨格の小さい日本人には合わないという意見もありました。
フィットする素材なのである程度の顔の形はカバーできるのですが、顎や鼻のあたりに生地が余る事があるようです。
とくに外国製のフェイスマスクにありがちなのが、鼻部分のフレーム(ノーズクリップ)が高すぎてブカブカになるというパターンです。
その結果、メガネなどが結局曇ってしまうというオチです。
これは総じて鼻の低いアジア人がヨーロッパやアメリカ製のマスクを使う場合、どうしても避けられない点ですね。
鼻が低いという自覚がある人は、この1つ下のモデルである『NAROO MASK X5s』(参考価格¥1,980)を購入したほうがいいかもしれません。
こちらはノーズクリップが付属していないため、生地全体が鼻と口元にピッタリとフィットします。
ただし、機能面では『NAROO MASK F5s』に一歩ゆずります。
まとめ
というわけで、都心の自転車通勤には実は事故以外にも排気ガスや空気汚染の影響を受けやすいというリスクがあることをお伝えしました。
何の対策もせずに長期間通勤を続ければ、やがて呼吸器に悪影響を及ぼす可能性もあります。
せっかく健康のために運動を続けてもそれでは意味がないですよね。
是非ともこの『NAROO MASK』でしっかりと排気ガス、花粉対策を行って無理なく快適な自転車通勤を続けましょう。