先日、サイクル用のフラットシューズ【FiveTen】のFreeriderを購入しました!
前からずっと気になっていたのですが、adidasの傘下に入ってからなぜか日本でのラインナップが大幅に減少してしまい中々手に入りづらくなってました。
海外通販サイトのwiggleで入荷待ちしてたところ、先日「入荷したぜ!」の連絡があったので即購入!
さっそく3週間ほど履き込んでみたのでその使い勝手をレポしていきます。
- 普段使いでも違和感がないデザインのサイクルシューズがほしい
- 人とかぶらないレアなサイクルシューズがほしい
- ビンディング並にペダルグリップ力が強いフラットサイクルシューズがほしい
ちなみにwiggleで購入したときの実際の経緯はこちらにまとめています。
サイクル用アイテムをwiggleで実際に買ってみた!手順と評判と感想【FiveTen(ファイブテン)】Freeriderの基本スペック
FreeriderはMTBシューズと呼ばれるタイプの靴です。
MTBというのはマウンテンバイクのことで、おもに山場や岩場など激しいダウンヒルを駆け抜ける事ができるタイプの自転車です。
とっさのときに足が離れないと危険なのでロードバイクのようなビンディングペダルではなくフラットペダル&フラットシューズが基本ですが、激しい動きにもついてこれるようにMTBシューズには高い耐久性とペダルをがっちりとホールドできるグリップ力が求められます。
FiveTenのMTBシューズはこれらの機能性に加え、普段履きもできる高いデザイン性が特徴です。
『Freerider』もそんな人気が高いアイテムの1つで、一見すると見た目は普通のカジュアルなスニーカーと変わりません。
しかし前述の通り高いグリップを発揮する独自の『Stealth ラバーアウトソール』、そして革を使った高い耐久性のアッパー、そしてペダルにしっかりと力が伝わるプレートが内蔵されているなど、優れた機能性をもったシューズです。
【補足】FiveTenの取り扱いについて
FiveTen自体はもともとアメリカのブランドで、クライミングシューズをメインに作成していました。
その後adidasの傘下に入ったことで、現在は【adidas Five Ten】というブランドで同じようにクライミングシューズをリリースしています。
従って一般的には(いやロッククライミング界的には)FiveTenはクライミングシューズのブランドとして認知されているようです。
ですが、FiveTen自体はクライミングシューズだけでなくトレッキングシューズやMTB向けのサイクルフラットシューズも手掛けています。
中でも『spitfire』『Freerider』といったシリーズは見た目がよく特に人気が高いようです。
が、これらのシリーズは【adidas Five Ten】ブランドになってからはラインナップから外れてしまったようでadidasの公式サイトにも全く載っていません。
どうもadidasとしてはFiveTenは完全にクライミングシューズオンリーで展開していく戦略のようですね。
そのため、現状『spitfire』や『Freerider』を手に入れたい場合は過去のモデルを海外通販サイトやフリマなどで手に入れるしかなさそうです。
とはいえ、【adidas Five Ten】ブランドが正式にスタートしたのは2020年4月ということなので、現在は過去モデルがまだ結構残っている状態ではあります。
(一部2020年販売のモデルも存在します)
ただ、Amazonなどでは一部値段が高騰しているモノもあるので、どちらかというと海外通販サイトの方がおすすめですね。
僕が今回購入したのも格安で有名なwiggleという海外通販サイトです。
サイクル用アイテムをwiggleで実際に買ってみた!手順と評判と感想外見
では外見から見ていきましょう。
Freeriderはカラーリングが豊富で、年代によっても異なりますが2019モデルは10種類近いデザインがあるようです。
今回僕が選んだのはオニキス/グリーン/ブラックのカラーリングです。
実はこれレディースのシューズなんですが、サイズ的にはUK8(26.5cm)なので男性の僕でも問題なく履けます。
メンズとレディースだとカラーリングが異なっていて、やはりレディースの方がポップな色合いが多いですね。
サイズも上はUK8くらいまであるので、普通サイズの男性の足であれば十分に対応できますよ。
箱の中には特に付属物はありません。
やはり見た目は普通のスニーカーって感じですよね。
サイドに大きくデザインされている『5』がイケてます。
(余談ですが最初僕は『I.O』って書かれてるんだと思ってました)
ちなみに革の部分はスエード素材ですね。
スエードって実は水も弾くし汚れにも強いんです。
タンの部分にもロゴがデザインされています。
そして噂のSmoothソール。
フラットな感じですが細かい『○』が散りばめられていて、その凹凸にペダルのピンが食い込むようになっています。
そして何より粘りのあるゴムのさわり心地が高いグリップ力を期待させてくれますね。
インナーソールを外すと靴底はこんな感じ。なんか後処理が雑ですが、、、。(この辺はさすが中国製)
触ってみると固めなので、おそらくこの下にプレートを1枚噛ませているものと思われます。
インナーソールはしっかりと厚みがあるので、普通に履いている限りでは別に足の裏が疲れるということはありません。
サイズ感
インナーソールからサイズ感を実測していきます。
長さは27cm。
横幅は一番大きいところで9.5cmです。
本来は26.5cmのはずなので若干大きめの作りです。
(CHROMEのSOUTHSIDEと同じですね)
使い勝手(良かった点、気になる点)
ではここからは実際に履いてみて感じた点です。
グリップ力はCHROMEより上。まったく滑らない!
まず、噂のSmoothソールですが、やはりそのグリップ力は極めて高いです。
いや本当に滑りません。
初めておろしたときはアスファルトの上を歩いていてもまるで体育館でバッシュを履いているようにキュッキュッと音がするんです。(これマジです)
ペダル上で意識して前後に動かそうとしてもほとんどズレないです。
感覚的には上への引き足は使えませんが、後ろへの引き足は使えるという感じです。
さすがにビンディングシューズのように完全に固定されているわけではないものの、フラットシューズでありながら非常に高いペダルグリップを発揮するので、普通のスニーカーよりもずっとペダルに力を伝えられます。
CHROMEのフラットシューズと比べてみても、こちらの方がグリップ力では間違いなく上です。
デザイン性ばっちり。普段使いでも全く問題なし
見た目のデザイン性もすごくいいですね。
オニキスのカラーがいいアクセントになるので、コーディネートのポイントになります。
僕の場合、サイクルウェアをチェレステカラーのポロシャツタイプにして合わせてますが、いい感じに足元で色を拾ってくれます。
もちろん普段使いとしても問題はありません。
ソールプレートはそこまで固くない
CHROMEのシューズの様な固いプレートではないようで、そこまでペダリング時のパワー分散防止効果は感じられません。
また、ペダルからの凹凸もCHROMEよりは感じやすいですね。
普通のスニーカーよりは固いものの、歩いていてもちゃんとつま先が曲がるので疲れることはないです。
CHROME『SOUTHSIDE』とFiveTen『Freerider』の比較
同じようなサイクルフラットシューズで僕が持っている2つの靴、CHROMEの『SOUTHSIDE』とFiveTenの『Freerider』を比較してみます。(タイプが結構違うのでこの2つを比較対象にする人はいないと思いますが、、、)
前述の通りペダルグリップ力はFreeriderの方が上ですが、内蔵プレートによる『ペダルに無駄なく力を伝える』『ペダルの凹凸を感じないことで足裏が疲れない』という点ではSOUTHSIDEの方が上ですね。
見た目はどちらも普通のスニーカーのような感じで街中でも違和感なく溶け込みます。
結局一長一短なので、ソールのグリップ力か固さかどちらを優先するかですね。
個人的には30kmを超えるような長距離であれば『SOUTHSIDE』、短~中距離であれば『Freerider』が向いていると感じました。
もちろん見た目の好みで選んでしまっても良いと思います。
僕の場合はもっぱら短~中距離での街中ポタリングがメインなので、その時の服装や気分で使い分けています。
まとめ
というわけでFiveTenのFreeriderについてレビューをお伝えしました。
フラットサイクルシューズとしても、普段用のスニーカーとしてもおすすめのアイテムです。
adidasの公式サイトにラインナップされていない以上、今後は再生産されない限り在庫はなくなっていく一方なので気になる方は早めにゲットしたほうがよいでしょう。
以上、参考になれば幸いです。