自転車通勤の主役であるロードバイクについて自転車通勤向け!10万円前後のエントリーロードバイク30選!2018年版という記事で2018年の通勤用ロードバイクをご紹介しました。
2019年になった今でも一定数のアクセスがあるようで、やはり「ロードバイクは数が多すぎて何があるのかわからない!なんか適当にまとめてくれ!」というニーズはあるのかなという気がしています。
そこで、今回2019年版として改めて前回同様10万円という1つの基準をもとに再び通勤にバッチリ使えるロードバイク30選を整理してみました。
まとめてみて感じたのが、2019年は前年と比べて全体的に各モデルともに値上がりの傾向にあるという点です。
これは数年前から続いている流れであり落ち着く兆しは無いようです。
もちろん悪いことばかりではなく、マシンの性能も日進月歩でUPしてきていますので今買うのが損ということではありませんからその点は心配することはないですよ。
(中にはほとんど違いもないのに価格だけ上がっているようなモデルも無いとは言えませんが)
価格の違いの大きなポイント「フレーム」&「コンポーネント」について
今回、ターゲットにしている10万円前後というのはいわゆるエントリーモデルと呼ばれる低価格シリーズになります。
基本的にこの価格帯であれば性能面は正直似たり寄ったりです。
ましてや自転車通勤の用途であればあまりここをシビアに考える必要はないでしょう。
ただ、下位グレードだから安かろう悪かろうということは決してありません。
このグレードはメーカーからするとかなり薄利であり、むしろ消費者としてはお得なモデルといえるでしょう。
この辺についての考察は自転車通勤はエントリークラスのロードバイクが最強である3つの理由に詳しくまとめてあります。
ロードバイクの価格を決める上でポイントになるのが「フレーム」と「コンポーネント」です。
各モデル別のコメントにもよく出てくるので簡単におさえておきましょう。
10万円クラスのロードバイクの『フレーム』
基本的に高価格帯のロードバイクは『カーボンフレーム』が使用されることが多く、安価なロードバイクは『アルミフレーム』が主流です。
従って10万クラスのロードバイクはほぼアルミフレームが採用されています。
最大の違いはなんと言ってもその軽さであり、当然ですが『カーボンフレーム』の方が軽くなります。
特にレースで使用されるようなモデルはタイムを競うため、少しでも車体を軽くするという目的がありますからカーボンが基本になってきます。
一方でアルミフレームが悪いということはなくカーボンに比べて耐久性が高いというメリットもあります。
(トップレベルの選手でもあえてアルミフレームを好む人もいるくらいです)
それにカーボンと比べると重いというだけで、しっかりと軽量化されたロードバイクのアルミフレームは一般の人にとっては十分すぎるほど軽いです。
ましてや自転車通勤という用途であればなんの問題もないでしょう。
なお、一部『クロモリ』というフレームもあります。こちらの特徴はしなやかさからくる独特の柔らかい乗り味と言われていて好きな人にはたまらないようですね。
しかし、重量はアルミフレームよりも更に重くなります。
10万円クラスのロードバイクの『コンポーネント』
コンポーネントとはロードバイクの主要部品のセットを指し、クランクやギア、ブレーキなど大半の部品がコンポーネントの一部として扱われます。
これらの部品は様々なメーカーがバラバラに作っているわけではなく、特定のメーカーでセットで作られているということですね。
そしてこのコンポーネントにはいくつかのグレードがあります。
2019年現在、日本で出回っているロードバイクのコンポーネントはほぼSHIMANO社のものを採用しています。
したがって、コンポーネントのグレードといえばSHIMANOのコンポーネントのグレードを指すと考えて問題ありません。
現状、SHIMANOのコンポーネントは以下のラインナップになっています。
ランク | 名称 |
1 | DURA-ACE |
2 | ULTEGRA |
3 | 105 |
4 | TIAGRA |
5 | SORA |
6 | CLARIS |
7 | TOURNEY |
上に行くほど高ランクの製品になりますので、トップグレードのコンポーネントは『DURA-ACE』ということになります。
よく言われるのが『105』以上か以下かが分かれ目という話ですね。
このクラス以上であればレースで戦えると言われています。
しかし、実際にはその1つ下の『TIAGRA』でも性能面では大差ないとも言われていますしフレームの例でも言ったように自転車通勤ならばたとえ『TOURNEY』でも何ら問題ありません。
ちなみに10万円前後のロードバイクで考えた場合、採用されるコンポーネントの目安としては8万~10万クラスで「CLARIS」、10万~12万クラスで「SORA」といったところでしょう。
『105』の次の壁として『SORA』以上かそれ以下かという話もよく言われます。
個人的には性能面では「CLARIS」でも十分と感じますが「ギアを切り替えるSTIレバーが大きくて握りづらい」という話を聞くため、予算が許すならば「SORA」以上が良いかもしれません。
一挙公開!初心者向け10万前後のおすすめロードバイク30選
では少々前置きが長くなりましたが、ここから2019年版の10万前後のロードバイク30選をご紹介します。
例によってかなり長くなりますのでご了承ください。
1.HEMERA A3(axman)
価格:¥110,000
サイズ 450mm、480mm、510mm、540mm
コンポーネントにSHIMANOの「SORA」を採用したAXMANのベーシックモデルです。
AXMANというのはあまり聞いたことが無いメーカーかもしれません。それもそのはずでまだ立ち上がって3年目という非常に新しいブランドです。
しかし、自身のブランドを立ち上げたのは最近ですがOEMとしては30年以上のキャリアを持つのでその技術力は確かです。
光沢がないマットタイプでブラックベースのシックなカラーリングが魅力のロードバイクです。
2.Via Nirone 7(Bianchi)
サイズ:410mm、440mm、460mm、500mm、530mm、550mm、570mm
価格:¥120,000
こちらはコンポーネント「SORA」を採用したモデルになります。
去年の2018年版の10万以下ロードバイク30選でおすすめしていたのは1ランク下のコンポーネント「Claris」を搭載したモデルになります。
そちらは¥10,000ほど安くなりますが長期的に見ればこの価格差であれば「SORA」搭載モデルを選ぶのがよいでしょう。
2018年と比べデザインが変更されており、ケーブル類がフレームに内蔵されるようになっています。
Bianchiはそのカラーリングとデザインが特徴的ですが、他のメーカーに比べサイズ展開が豊富という強みがあります。
他のメーカーだと合うサイズがないという人はぜひ一度選択肢に入れてみてください。
3.CAAD OPTIMO TIAGRA(cannondale)
価格:¥125,000
サイズ:440mm、480mm、510mm、540mm、560mm、580mm
この価格帯では珍しくコンポーネントに「TIAGRA」を採用しています。
シルバーベースの本体にイエローが差し色として映えるスタイリッシュなデザインのロードバイクです。
エントリークラスにしては珍しく前傾姿勢を取りやすいフレーム構造で、こちらもフロントフォークにカーボンを使用しており、性能面では本格的なレースにも十分耐えられる仕様になっています。
将来的に草レースなども視野に入れている人にはおすすめのモデルと言えますね。
4.ENDURACE AL 6.0(canyon)
価格:¥99,000
サイズ:XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL(公式サイトより)
2018年版でもご紹介したcanyonの「ENDURACE AL 6.0」です。
10万を切る価格帯でありながらこちらもコンポーネントに「TIAGRA」を採用しているモデルになります。
そのコストパフォーマンスは他のメーカーと比べて頭一つ抜けています。
これはcanyonが通販専門で販売しており、販売店を通さないため余計なマージンがかからないという理由によるものです。
ただし、工場があるドイツからの発送になるため、送料が¥20,000近くかかりますので結果的には価格の優位性は吹き飛んでしまいます。
また、組み立ては個人で行うことになるのでハードルが上がりますので注意が必要です。
完全な初心者の場合、近くのサイクルショップで持ち込み組み立てが可能なら検討の余地はあるでしょう。
5.ENDURACE AL 7.0(canyon)
価格:¥119,000
サイズ:XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL(公式サイトより)
現時点で12万以下の価格帯でコンポーネント「105」を採用しているのはおそらくcanyonのAL7.0しか無いでしょう。
今回紹介するモデルの中でも唯一の105採用車になります。
豊富なサイズ展開に加え、重量は約8.2kg(サイズにより多少ばらつきあり)と素晴らしいスペックなのですがいかんせん通販専門という点が最大のマイナスですね。
例によって発送料約¥20,000が付加されるので、そうなると10万前後という枠からはやや外れていきます。
それでもコストパフォーマンスは抜群に高いため今回あえてご紹介しました。
なおカラーリングを始めデザインは『ENDURACE AL 6.0』と全く同じです。
6.hyperdrive500(centurion)
価格:¥82,000
サイズ:440mm、470mm、500mm、530mm、560mm
ペダルは別売りですが本体価格¥82,000(税別)は今回紹介する30モデルの中でもほぼ最安値クラスです。
その分コンポーネント等もエントリークラスのものになりますが、通勤用であれば十分すぎる性能ですね。
なお、このcenturionというメーカーはあまり知名度は無いかもしれませんがMERIDAのOEMを担っておりブランドとしての歴史も約30年と長く、その技術力は確かなので安心してください。
7.hyperdrive1000(centurion)
価格:¥100,000
サイズ:440mm、470mm、500mm、530mm、560mm
こちらは先ほどと同じhyperdriveというシリーズのもう1ランク上のクラスになります。
コンポーネントを始め各部品の性能がUPしています。
全体的なコストパフォーマンスのバランスはこちらのほうが上ですね。
hyperdrive500がブラックベースのカラーリングだったのに対し、こちらはホワイトベースのカラーリングとなっています。
8.ATTAIN(cube)
価格:¥99,900
SIZE:470mm、500mm、530mm、560mm、580mm
2018年版でもご紹介したcubeの『ATTAIN』です。
値段はほぼ据え置きでカラーリングがグリーン系からレッド系に変わっています。
アンダー10万のロードバイクとしては性能面はごくごくスタンダードと言えるでしょう。
あまりないカラーリングなので、見た目が気に入ったならばアリだと思います。
9.FR60日本限定モデル(FELT)
価格:¥89,800
サイズ:470mm、510mm、540mm、560mm
FELTのロードバイクのラインナップは2018年に比べて大幅に減少しています。
おなじみのエントリーモデルであるFR60も何故か日本限定モデルのみとなっています。
こちらはハンドルのフラット部分にもサブブレーキが付属しているモデルなので、初心者にはピッタリと言えるでしょう。
やはりサブブレーキがあると便利ですし安心感がありますよ。
10.VR60(FELT)
価格:¥108,000
サイズ:430mm、470mm、510mm、540mm、560mm
こちらも去年から引き続きのご紹介となるVR60です。
FR60との違いは幅広いタイヤに対応できるクリアランスの広さと、アップ気味の乗車姿勢となるハンドル部分が高めのフレーム構造です。
23cのレーシングタイヤから35cのブロックタイヤまで対応できるので、状況に応じて幅広く活躍することができます。
珍しくディスクブレーキを採用している点もポイントですね。
残念ながら2018年から大幅に値上げしてしまい、10万を超える価格帯となってしまいました。
11.BALLAD R(FUJI)
価格:¥92,000
サイズ:430mm、490mm、520mm、540mm、560mm、580mm
クラシックな雰囲気が好きな人にはたまらないヴィンテージモデルの『バラッドR』です。
珍しいクロモリフレーム採用のロードバイクで、高い耐久性が特徴です。
革ベースのクラシック系のサドルバッグやボトルゲージと組み合わせると雰囲気バツグンですね。
サイズラインナップが豊富で様々な体格に対応できますが、そのフレーム形状からシートが高めで前傾姿勢を取りやすい設計になっています。
12.FEATHER CX+(FUJI)
価格:¥98,000
サイズ:430mm、490mm、520mm、540mm、560mm、580mm
クラシックで繊細なデザインの『バラッドR』と打って変わって無骨なデザインの『FEATHER CX+』は山道でも砂利道でも余裕でこなせるブロックタイヤ採用のグラベルロードです。
標準で35cのタイヤを採用しているので、パンクが心配な人にはうってつけのモデルですね。
なお、こちらもクロモリフレーム&ディスクブレーキを採用しています。
山をイメージしているのか、ブラウンやベージュ、オリーブ系のカラーリングが中心です。
13.AXELLE C3(garneau)
価格:¥99,000
サイズ:420mm、450mm、480mm
こちらも2018年版の一覧でもご紹介したgarneauのエントリーモデルです。
去年と比べて価格、性能、カラーリングいずれも大きな違いはありません。
コンポーネントに『SORA』を採用しており、ぎりぎりアンダー10万で約9.4kgとまずまずの性能ですね。
一応女性向けという扱いのためフレームが中央に向かってグッと落ち込んでいるのでかなり乗り降りしやすいです。
比較的小柄~標準までの身長の男性にもおすすめできるロードバイクです。
14.AXIS C3(garneau)
価格:¥99,000
サイズ:470mm、500mm、530mm
同じくgameauのエントリーモデルで『AXELLE C3』とほぼ同じような性能です。
こちらはサイズ展開がやや広めになっていて幅広いユーザーをターゲットにしているようですね。
『AXIS C3』と『AXELLE C3』で迷ったらサイズとカラーリングで選んで良いでしょう。
15.ANYROAD 3(GIANT)
価格:¥105,000
サイズ:390mm、400mm、415mm
『AXELLE C3』以上にサドルに向けて大きく下がったトップチューブが特徴的なデザインのロードバイクです。
サイズ表記がやけに小さいのはそのフレームの形状故ですね。
コンセプトは『誰でも、どんな道でも』。
ママチャリ並に跨がりやすいフレーム設計や安心のサブブレーキ、さらに雨に強いディスクブレーキを採用しており、まさに初心者から上級者まで誰でも楽しめる作りになっています。
また、タイヤも標準で32cのブロックタイヤを装備していて、整備されたアスファルトはもちろん砂利道も全く苦にしない強靭さはまさにどんな道でも対応できてしまいます。
自転車通勤のみならず、様々なシチュエーションに対応できる万能マシンですね。
16.CONTEND 1(GIANT)
価格:¥98,000
サイズ:430mm、465mm、500mm、535mm
おなじみGIANTの代表的なエントリーモデル『CONTEND』は2019年ももちろんラインナップされています。
2018年版から比べると¥3,000ほど価格がアップしていますね。
今年は鮮やかなターコイズブルーのカラーリングが加わっています。
コンポーネントには「SORA」を採用しており重量は9.8kg。大きな特徴はないものの手堅くまとまっており非常に高い完成度のロードバイクです。
何を買えばよいかわからない初心者に対してとりあえず1台オススメするなら真っ先に名前が挙がるモデルです。
17.CONTEND 2(GIANT)
価格:¥84,000
サイズ:430mm、465mm、500mm、535mm
こちらもおなじみ『CONTEND』の廉価版である『CONTEND2』です。
数あるエントリーモデルの中でもトップクラスのコストパフォーマンスを誇る、ザ・エントリーモデルの代表格です。
こちらは初心者に安心のサブブレーキが搭載されているので、初めてでも心強いと思います。
(というかサブブレーキは別にある程度慣れてきても十分に利用価値がある装備です)
コンポーネントはCONTENDより1ランク下のCLARISですが、自転車通勤用にリーズナブルな1台を求めるならば問題なくおすすめできるモデルですよ。
18.FENICE(GIOS)
価格:¥89,800
サイズ:450mm、480mm、500mm、520mm、540mm
GIOSも2018年からラインナップが大幅に減少してしまいました。
いくつか残っているシリーズの中からエントリーモデルをご紹介します。
1つ目は2018年版でもご紹介した『FENICE』です。
GIOSのモデルにはクロモリフレームが多く使われており、その独特の乗り味が最大の特徴です。
1台目がクロモリフレームだとあまり違いは感じられないと思いますが、2台目としては面白いチョイスだと思います。
全体的な性能は可もなく不可もなくといった感じです。
19.SIERA(GIOS)
価格:¥89,800
サイズ:460mm、490mm、520mm
『FENICE』と同価格帯のもう一つのエントリーモデルがこの『SIERA』です。
こちらはアルミフレームを採用しており、同じような見た目ですが中身は『FENICE』とはだいぶ毛色が違います。
ある意味ではこちらのほうがよりスタンダードなエントリーモデルと言えるでしょう。
FENICEよりも1kg近く軽量なので乗り心地よりも軽さを求めるならばこちらですね。
ただし、こちらはサイズが3種類しかないのでご注意ください。
20.FURBO(GIOS)
価格:¥110,000
サイズ:480mm、500mm、520mm、540mm
同じくGIOSのエントリーモデルですが『FENICE』や『SIERA』よりも1ランク上のモデルになります。
こちらはコンポーネントに「SORA」フレームにクロモリを採用しています。
『SIERA』と比べると明らかにわかるほど細身のフレームはクロモリの特徴ですね(『FENICE』も同様ですが)
長く乗り倒したいのであればこちらのモデルの方が走る楽しみは味わえるでしょう。
21.GRADE ALLOY COMP(GT)
価格:¥84,800
サイズ:435mm、465mm、495mm、535mm
独特のデザインのフレーム構成が目を引くGTのエントリーモデルです。
もちろんこの構造にはちゃんと意味があり路面追従性と振動吸収性を高め、悪路での乗り心地UPに貢献しています。
ペダルにつま先を固定できるトゥクリップが標準装備であったりドロップハンドルがハの字に広がっていたり、ディスクブレーキを採用していたりと低価格の割に機能は盛りだくさんです。
特にトゥクリップは長距離走行する際にはかなり負担軽減になりますし、ハの字に広がっているドロップハンドルは力が入れやすく坂道も楽になります。
通勤距離が長い、ルート上のアップダウンが激しいといった場合にはかなりおすすめのモデルですね。
22.AURORA(JAMIS)
価格:¥115,000
サイズ: 500mm, 530mm
ひと目見た印象は『全部のせ』といった雰囲気のJAMISが誇る【旅するロードバイク】がこのAURORAです。
はじめから前後の泥除けとキャリアが標準装備されているのですぐにでも通勤用に活躍してくれるでしょう。
実はタイヤも32cと太めのものを採用しているので耐久性は非常に高くなっています。
その分重量は13.5kgと重めですね。(色々パーツを付けていけばどちらにせよこのくらいになりますが)
カラーリングが赤一色のみでサイズ展開も2種類だけと、かなりピンポイントに人を選ぶ作りになっているのが最大の難点ですがそこさえクリアできれば通勤用ロードバイクとしては非常に魅力的です。
23.VENTURA SPORT(JAMIS)
価格:¥89,900
サイズ:480mm、510mm、540mm、560mm
同じくJAMISのエントリーロードバイクでこちらはブラック/ブルーの2色展開、かつサイズも4種類とまずまずです。
ある意味スタンダードな入門用ロードバイクで、変なクセもなく万人におすすめできる作りになっています。
2018年の一覧でも紹介していますが、2019年では¥5,000ほど値上がりしてしまっており、正直あまり魅力的なポイントはないですね。
同じ価格帯であればFELTの【FR60】やGIANTの【CONTEND 2】がおすすめではありますが、デザインが気に入れば他人と被りづらいこのモデルを狙う手もあります。
目立った特徴がないというだけで決して悪い製品ではないですよ。
24.AUDACIO 100(LAPIERRE)
価格:¥100,000
サイズ:460mm、490mm、520mm、550mm
LAPIERREはフランスの老舗メーカーで、創業70年を超える重鎮です。
長らくフランス国内でしか流通していなかったためその歴史の割には知名度は低いのですが当然ながら品質は非常に高レベルです。
それはLAPIERREの各シリーズの中でも一番下位のモデルである【AUDACIO】も抜かりはなく、細かい部分まで丁寧に作られています。
微妙に湾曲しているトップチューブは衝撃吸収性に一役買っており、耐久性にも優れています。
『人と違うロードバイクがほしい』『地味だけど歴史があって信頼できるメーカーのロードバイクがほしい』という人にはうってつけですね。
25.INIZIO(MASI)
価格:¥89,000
サイズ:465mm、500mm、535mm、555mm
去年も紹介したMASIの『INIZIO』です。
多くのメーカーが値上げをしているなか、なんとこちらのモデルは2018年版から¥10,000の値下げになっています。
ただし、一部スペックが変更されていますので注意が必要です。
こちらもJAMISの『VENTURA SPORT』同様、あまり特徴がなく訴求ポイントが見出しづらいですね(笑)
ほぼブラック一色のカラーにポイントポイントで赤が入っているかなり渋いデザインが唯一の特徴でしょうか。
26.RIDE 80(MERIDA)
価格:¥89,900
サイズ:440mm、470mm、500mm、520mm、540mm
MERIDAは日本人レーサーの新城幸也選手がチーム登録されていることもあり、国内での人気も高いメーカーです。
長距離に特化したモデルで、レースとかは考えておらず自転車通勤用途にのみ使うということならばピッタリの1台でしょう。
コンポーネントは「Claris」で重量は9.6kgと値段なりといった感じで目立った特徴はありませんが、GIANT同様メーカーとしての知名度や信頼度は高く安心して乗れるエントリーモデルの鉄板ですね。
採用しているアルミフレームは衝撃吸収性に優れた作りになっており、初心者にも優しい乗り心地になっているようです。
27.SCULTURA 100(MERIDA)
価格:¥99,900
サイズ:440mm、470mm、500mm、520mm、540mm
同じくMERIDAのエントリーモデルでこちらはオールラウンドモデルとして位置付けられています。
安定性や乗り心地よりもスピード重視ならばこちらのモデルがよいでしょう。
RIDE 80に比べると¥10,000の価格差ですがコンポーネント、重量ともにほとんど差がないので初心者の場合あまり違いを感じられないかもしれません。
28.SPEEDSTER 30(SCOTT)
価格:¥110,000
サイズ:470mm、490mm、520mm、540mm、560mm
やや太めの28cのタイヤを標準装備したSCOTTの入門機である『SPEEDSTER 30』です。
ロードバイクといえば基本25cなので1段階太いタイヤになります。わずかな差ですが通勤用であれば安心感がまるで違います。
また、ケーブルが内蔵されているので見た目はスッキリしています。
多くの入門モデルがそうであるようにこちらもやや状態が起きるようなポジショニングになっていて、初めてでも比較的楽な姿勢で乗れるでしょう。
2018年に紹介した『SPEEDSTER 40』との違いはフロントフォークがカーボンになっていることやコンポーネントが『Claris』から『SORA』に変わっていることですね。
29.R6400(THOMPSON)
価格:¥120,000
サイズ:380mm、415mm、450mm、485mm、505mm、535mm、565mm
THOMPSONはベルギーのメーカーでこちらも90年の歴史を誇る超老舗のロードバイクメーカーです。
R6400は最も下位グレードのモデルですが上位グレードの設計を受け継いでいるので、全体的な完成度は非常に高いレベルでまとまっています。
コンポーネントには『TIAGRA』が採用されており、1ランク上の走りが楽しめます。
(¥100,000でClarisを採用したモデルもあります)
サイズ展開が豊富で7種類も存在します。これならば男性女性問わずほぼどんな人でも自分に合うサイズが見つかるでしょう。
30.Domane AL 2(TREK)
価格:¥79,000
サイズ:470mm、500mm、520mm、540mm、560mm、580mm
最後にご紹介するのが今回の30選の中でも最もリーズナブルなTREKの『Domane AL 2』です。
去年からお値段据え置き、なんと¥80,000を切るハイコスパロードバイクです。
それでいて10kgを切る重量でフロントにもちゃんとカーボンフォークを採用しています。
本格的にロードバイクにのめり込むと多分物足りなくなりますが、通勤仕様ならばなんの問題もないでしょう。
なお、前回もお伝えしましたがTREKは安心の生涯補償付きですし、コスト重視の人にはピッタリです。
まとめ
というわけで今回もだいぶ長くなってしまいましたが、2019年版の10万円前後のロードバイクをまとめてみました。
10万円前後というのはロードバイクとしては最低レベルのモデルになってしまいますが、ママチャリから乗り換えた場合はその性能の高さにびっくりするはずです。
あまりに高いものを買って宝の持ち腐れになるよりも、まずは低価格帯のこのグレードから慣らしていくほうが経済的ですし効率も良いと思います。
是非参考にしてみて下さい。