ロードバイクといえど自転車通勤の用途ならば、やはりスタンドはあったほうがなにかと便利です。
自転車通勤のメリットとして通勤途中(特に帰り)にアチコチに寄り道出来るという点があります。
電車通勤の際には通らないルートや駅からちょっと離れたお店など、自転車ならば手軽に寄れるわけです。
僕もお台場方面に通っていたので、たまーに帰りにちょっと湾岸沿いの公園にふらっと寄り道したり、都心のど真ん中を通り抜ける際にちょっとデパートで買い物したり、はたまた自宅の近くにはない激安スーパーによって食材を買ったりと、ロードバイクのおかげで行動範囲がかなり広がりました。
そういった時にスタンドが無いと、場所によってはかなり不便なんですよね。
そんな自転車通勤ならでは『困った』を解決してくれるおすすめのロードバイク用のスタンドを紹介します。
非常に軽量だったり、スタイリッシュで目立たなかったり、自転車のフレームにダメージを与えないタイプだったり、昨今だいぶスタンドも進化しています。
今まで敬遠していた人も思わず欲しくなる商品もあるかも知れません。是非参考にしてみてください!
ロードバイク用の外向けスタンドの種類
ロードバイクに取り付けが可能なスタンドは大きく分けて3種類あります。
1つ目はロードバイク本体にスタンドを取り付ける一体型のスタンダードなタイプです。
これは一般的なシティサイクルと使い勝手はほぼ同じですね。一番イメージしやすいでしょう。
一方でスタンド自体はロードバイクに取り付けず、停めるときだけセットするポータブル式の持ち運び型のスタンドも存在します。
スタンドを取り付けることで見た目や重さ、フレームへのダメージが気になる場合はこのタイプがよいでしょう。
そして最後は着脱型のスタンドです。
これは両方の良いとこ取りのような形で、ロードバイク本体には極めて小さな部品だけを取り付けておき、停車する際にはスタンドの支柱部分をはめ込むことで完成します。
本体に取り付ける部品はほとんど目立ちませんし、停車時の取り付けもポータブルタイプに比べれば格段にスピーディーにすみます。
それぞれの特徴とメリットデメリットをまとめてみます。
タイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
一体型 | フレーム本体に固定する一般的な形式 | 最も手軽で強度、安定度も高い | フレームに負荷がかかる。見た目を損なう |
持ち運び型 | 停車時のみ外付けでセットする形式 | 自転車本体には一切加工不要 | 停車時の取り付けが面倒 |
着脱型 | 本体と支柱が分離する形式 | 目立たず停車時の取り付けも比較的楽 | 強度と安定性がやや不安あり |
個人的には自転車通勤用ならば見た目よりも機能性や実用性を重視した方が快適だと思うので、一体型が一番楽だと思います。
エントリーモデルのロードバイクならばフレームの強度も高いので負荷によるダメージはそこまで気にせずとも問題はありません。
では実際にこれらのタイプ別のスタンドを見てみましょう。
おすすめロードバイクスタンド(一体型タイプ)
一般的なシティサイクルにも使われているもっともポピュラーなキックスタンド形式のタイプです。
フレームに固定し、走行中は横に跳ね上げておく形になります。
一度取り付けてしまえば、その後は付け外しも不要で通常の使用には最もお手軽ですね。
1.キックスタンド(powseed)
参考価格:¥999
後付けの一体型のキックスタンドのイメージどおりの製品です。
見た目通りのシンプルなスタンドでフレーム(チェーンステー)を挟み込むように固定して使用します。
今回紹介するスタンドの中でも最も低価格で、必要な工具もついてきます。コストパフォーマンスは抜群ですね。
間にゴムをかませるタイプなのでよほどのことがない限りフレームに傷がつくことはありませんが、あまり強く締め付けるのは厳禁です。
またゴムがあることでズレにくくなっていますが、チェーンステーのあまり後ろのほうにつけようとするとフレームが細いため締め付けが甘くなりやすいので注意が必要です。
2.自転車キックスタンド(GORIX)
参考価格:¥1,150
こちらもスタンダードなタイプのキックスタンドですが、2箇所(チェーンステーとシートステー)で支えるタイプなので非常に安定感があります。
1箇所で取り付けるタイプのキックスタンドだと、ものによっては回転してしまったりズレやすいものもあるようですが、このタイプならまずズレることはないでしょう。
スチール製なので非常に丈夫で、メインスタンドとしてママチャリと遜色ない利便性で使用できるでしょう。
3.Bikeguy QRスタンド(ユニコ)
参考価格:¥2,400
ユニークな自転車用品を多数リリースしている大阪の会社ユニコのオリジナルブランド『bikeguy』のスタンドです。
こちらのスタンドは一体型ですが、クイックリリース(後輪の中央部分)に取り付けられるタイプなので、フレームへのダメージが気になる人でも問題なく使用可能です。
もちろん一度取り付ければあとはつけっぱなしでOK。
耐荷重も15kgまでと通勤仕様のロードバイクでも十分耐えられる強度を持っています。
4.アジャスタブル ダブルレッグ センタースタンド(GIZA PRODUCTS)
参考価格:¥2,400
ロードバイクを真ん中で支えるセンタースタンドです。
2本足で中心部を支えるので非常に安定感があります。
耐荷重はなんと30kgという抜群の強度を誇ります。
しかし、最大の問題はどんなロードバイクにでも取り付けられるわけではないという点です。
ペダル付近のフレーム(チェーンステー)の間に台座を取り付ける必要があるのですが、ここに十分なスペースが確保されていないロードバイクが多いのです。
そのため『買ったが取り付けられなかった』『無理やり取り付けてたらフレームに傷がついた』『しっかり固定せずグラグラする』といった報告がアチコチであるようです。
参考になりそうなブログもいくつかあるので、気になっている人は事前にチェックしておくことをおすすめします。
参考 センタースタンド!付くかどうかの実証編BLUE LUG KAMIUMA BLOG 参考 つけたがる人が多いけど、実は難しい。センタースタンドのお話。ぶろぐであさひおすすめロードバイクスタンド(持ち運びタイプ)
そもそもロードバイクには何も取り付けず、停車するときだけセットして自立するタイプのスタンドです。
ロードバイク本体には何も手を加える必要がないので、いざという時用に持っておくと便利です。
普段は壁や柱を利用し、立てかけられる場所がない時だけ使用するといいでしょう。
1.フラッシュスタンドスリム(TOPEAK)
参考価格:¥4,200
ロードバイクのクランク部分に取り付けて支えるスタンドです。
折りたたみ式で持ち運び用のポーチもついていますが、結構ずっしりとした作りです。(重さは138g)
中央部で支えるので持ち運び型ながら、中々安定性は高いようですね。
ただし、ロードバイクによってはクランクのはめ込み部分が硬かったりするようなので注意が必要です。
ちなみにこの商品はスリムタイプですがファットタイプもあり、クランクが太めの場合はそちらを使用することを推奨します。
参考価格:¥3,200
2.HPS-9(MINOURA)
MINOURA(ミノウラ) HPS-9 [Get’A] ペダルスタンド付き携帯工具
参考価格:¥1,900
こちらもロードバイクのペダルに取り付けて自立させることができるスタンドです。
一見すると携帯工具にしか見えませんがトランスフォームすることでスタンドへと早変わりします。
タイヤレバーも付いており、通勤時のトラブル対応もこなせてしまう、まさにマルチスタンドです。
見た目は少々頼りないのですが、こう見えて意外と強度はあるようですぐに壊れたといったレビューは見かけませんでした。
とはいえペダルのみで支えているため、安定性はそれなりです。
やはり補助的に使用するのがおすすめですね。
おすすめロードバイクスタンド(着脱式タイプ)
アタッチメント式でロードバイクに取り付ける本体と支柱になるスタンド部分が分離、又は折りたたみができるタイプです。
通常は本体だけを取り付けておいて、停車時には支柱部分をセットすることスタンドになるという仕組みです。
比較的高いロードバイクに乗る人にはこのタイプが人気みたいですね。
1.UpStand(Cove Bike)
参考価格:¥3,500(折りたたみ式)、¥3,100(ストレート式)
海外メーカーによる商品で、この着脱式タイプのスタンドにおける草分け的存在です。
Amazonにはこの商品の類似品が多数ありますが、このUpStandが本家のようです。
スタンド部分はストレートなタイプと折りたたみが可能なタイプの2種類が存在します。
前者は通勤通学用という位置付けです。毎日使うのであればストレートタイプの方が強度的にも安心でしょう。
2.PHS-1(MINOURA)
参考価格:¥1,900
こちらはシートチューブ(ロードバイクのサドル下のフレーム)に取り付けるタイプの着脱式スタンドです。
車体の中央部で支えるため安定性が高くなっています。
こちらも折りたたみ式になっていて、そのままロードバイク本体にセットできるので見た目もスッキリします。
なお、ボトルケージ用の取り付けネジ穴を利用して取り付けることになりますが、写真のようにボトルケージと併用可能です。
UpStandに比べて本体全長が長いため若干強度に不安があるようで、しなりやすいという意見が散見されますね。
まとめ
3種類のスタンドについてお伝えしましたがいかがでしょうか。
自転車通勤用途として泥除けやキャリアを付けている場合ですと本体重量もそれなりの重さになっています。
着脱式に関しては見た目の通り、全体的に耐荷重が低めなのであまり重いロードバイクで使用すると折れたり曲がってしまう恐れがありますから注意が必要です。
やはり持ち運び型と着脱型はあくまでも補助的な使用に留め、長時間止める場合などはなるべく壁や柱が利用したほうがよいでしょう。
ママチャリのようにメインスタンドとして使う場合は一体型を選んだほうが無難です。
以上、参考になればうれしいです。
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