本格的なレース志向やガチ勢ではなくゆるーくロードバイクやクロスバイクで街乗りやポタリングを楽しみたい。
そんなときに悩みがちなのが服装、とくにヘルメットの存在じゃないでしょうか。
特に都心部で乗る時やある程度遠くまでツーリングに出かける時、安全性は無視できないと思います。
でもよくある自転車用のヘルメットはあまりにもデザインが。。。。
ですが安心してください。
今はロードバイクもすっかり市民権を得て、街中で見かけることも多くなりました。
ファッション性を重視するニーズも増えてきたので、それに合わせてしっかりと安全性を備えながらおしゃれに使えるカジュアルなヘルメットがちゃんとあるんです。
数としてはまだまだ少ないのが現状ですが、今回はそんなおしゃれでかっこいい自転車用ヘルメットの選び方のポイントと実際におすすめのアイテムをまとめました。
かっこよくロードバイクで街乗りしたい人は必見です!
街乗りにも使えるカジュアルデザインのヘルメットの選び方
まず最初におしゃれなヘルメットの選び方のポイントについていくつか抑えておきましょう。
おおきく4つのポイントがあります。
- ゴテゴテしすぎないデザインを選ぶ
- 落ち着いたマットカラーの色味を選ぶ
- キノコにならないシルエットを選ぶ
- ファッションの基本、トータルコーディネートを意識しよう
もちろん直感で選んでもよいのですがポイントを知っておくと選びやすくなるはずです。
ポイント1 ゴテゴテしすぎないデザインを選ぶ
カジュアルにロードバイクを乗るためにはレーサーのような機能性重視のヘルメットではなく、なるべく主張が少ない落ち着いたデザインのものを選ぶのが基本です。
ヘルメットの主張が少なければ少ないほどより目立ちにくく、ファッションとして浮きにくくなりますからね。
ポイント2 落ち着いたマットカラーの色味を選ぶ
次にカラーも重要です。
カジュアルに着こなすのであれば、なるべく光沢のないマットカラーの物を選びましょう。
たとえ同じ色でもマットカラーにすることで見た目がグッと落ち着くのでこれだけでもカジュアル性が大きく増します。
ポイント3 キノコにならないシルエットを選ぶ
意外と忘れがちなのがヘルメット全体のシルエットです。
特に怖いのがヘルメットを被ったときのシルエットがまるでキノコのようになってしまうこと、通称『キノコる』ことです。
これは顔に対して、ヘルメットの横幅が広く丸いデザインのものを選ぶとキノコになりやすいです。
例えば以下の様なデザインはちょっと危険ですね。
サイドの張り出しが長いほど転倒時などに側頭部を守りやすいというメリットはありますが、最近はすっきりとしたデザインでかつ安全性が高いヘルメットも出てきていますのでそういった物を選びましょう。
また、日本人の頭にフィットしやすいアジアンフィットモデルのものを選ぶのもキノコになりにくいポイントですね。
ポイント4 ファッションの基本、トータルコーディネートを意識する
最後のポイントとして意識してほしいのがヘルメット単体ではなく、服装や小物、そして自転車本体も含めたトータルコーディネートです。
つまり、ヘルメット単体で見てかっこいいと思っていてもサングラスやウェアと合っていなければどうしても違和感が出てしまいます。
(レーサー用のデザインのヘルメットも単体で見るとかっこよく見えてしまうものですが、カジュアルな格好では浮いてしまうのはそういった理由です)
例えばヘルメットがダークカラーのシックな色味であっても、ウェアが派手な蛍光色だったりするとかえって変ですよね。
カジュアルにロードバイクを乗る場合はウェアやサングラスやグローブなどとちゃんと統一感があるのかを意識しましょう。
おすすめ!かっこいいヘルメット9選
ではここから実際におすすめのカジュアルデザインなヘルメットをご紹介します。
いずれも街乗りで違和感なく使えるハイセンスなものばかり。
もちろんいずれも性能面、安全性においてもお墨付きの1流メーカーばかりです。
1.FOLDABLE BASIC(CARRERA)
縦にベンチレーションを配した乗馬用ヘルメットのような独特のデザインが特徴のヘルメットです。
作り自体も特徴的で、持ち運びの際にはアコーディオンのように横に折りたたむことができ、20%ほど容量がダウンします。
さらにカラビナも付属しているので、自転車を降りた後の持ち運びがしやすいメリットがあります。
縦に大きくひらいたベンチレーションのおかげで夏場でも涼しく、また横の張り出しが少ないのでキノコにもなりにくいという点もうれしいですね。
2.ISLAND HELMET(BROOKS/KASK)
パッと見るととても自転車用のヘルメットには見えない非常にシンプルかつスタイリッシュなデザインが印象的なヘルメットがこの『ISLAND HELMET』です。
革製品で有名なBROOKSがデザイン、イタリア製メーカーのKASKが制作したヘルメットでデザイン性と安全性と機能性のすべてを満たしたアイテムになっています。
元々街乗りに特化したようにデザインされており、キノコにならない点を意識したという作りは日本人の頭でもスッキリと馴染みます。
一見、ベンチレーションが無く蒸れそうに見えますがちゃんと前後の通気口からしっかりと風が通るように設計されているので見た目以上に快適です。
3.Yadd-I(ABUS)
『Yadd-I』でジェダイと読みます。
こちらも『ISLAND HELMET』に近いデザインのシンプルな街乗り用ヘルメットですね。
『ISLAND HELMET』よりもベンチレーションが大きめで目立つ一方で、こちらのよりがっしりとした作りでややゴツいデザインになっています。
取外し可能なバイザーが付属しており、バイザーの有無によって見た目のイメージも結構変わりますね。
比較的高さがあるためこちらもキノコになりづらいシルエットです。
4.SUTTON(GIRO)
自転車用ヘルメットの中でも特に高い知名度を誇るGIROの街乗り用ヘルメット、その中でも人気が高いのがこの『SUTTON』です。
KASKの『ISLAND HELMET』やABUSの『Yadd-I』と同じ用にレーシー感を消して街乗りにフィットするようなシンプルデザインですが、こちらは豊富なカラーリングが特徴です。
オレンジやミントなど変わったカラーリングも揃えており、ちょっとひと味違うヘルメットを探している人はこちらがおすすめですね。
機能面では、取外し可能なバイザーに加え後頭部にバックライトを取り付けられるクリップがついています。
5.ASPECT(GIRO)
同じくGIROの街乗り用アーバンヘルメットとして人気が高いのが『ASPECT』です。
『SUTTON』と比べるとだいぶスポーティなデザインで価格もグッと上がってしまうのですが、より高機能を求めたいのであればこちらをおすすめします。
シルエットがすっきりしている上、『Roc Loc Air フィットシステム』という後頭部をしっかりとフィットさせる仕組みがあるため安定性も抜群です。
7.SCUDO-L2(OGK)
今回紹介する中でも最もリーズナブルなのがOGKの『SCUDO-L2』です。
いわゆるエントリーモデルのヘルメットながらSG基準の規格を満たしていますし、OGK自体はロードバイクだけでなくオートバイのヘルメットメーカーとしても高い知名度を誇る日本企業なので品質面は問題ありません。
ややスポーティ感を抑えているものの比較的よくあるデザインと言えますが、シックなマットカラーのおかげでカジュアルな服装に馴染みますし、サイドの膨らみを抑えたシルエットでキノコにもなりません。
初めてのヘルメットで、なるべく安く抑えたいという場合はこの『SCUDO-L2』で決まりでしょう。
8.BC-GlosbeⅡ(KOOFU)
こちらは街乗り用のカジュアルヘルメットとしてよく名前が上がるKOOFUのヘルメット『BC-GlosbeⅡ』です。
【A.Iネット】と呼ばれるメッシュネット一体インナーパッドが特徴で頭を包み込むようなフィット感とベンチレーションからの虫の侵入防止機能の両面を兼ね備えたパッドがついています。
ちなみにⅡとついているように、こちらは元々あった『BC-Glosbe』のバージョンアップ版です。
『BC-Glosbe』との違いはあご紐が改良されたことで、ねじれが起こりづらくフィット感がUPしています。
ネット上ではたまに『BC-Glosbe』の方がまだ在庫処分で安く販売されていたりしますね。
9.BC-Via(KOOFU)
同じくKOOFUのエントリーモデルのヘルメット『BC-Via』です。
シルエットは『BC-GlosbeⅡ』に近く、こちらもカジュアルデザインでキノコになりづらい形ですが、機能面で全体的にコストカットされています。
『BC-GlosbeⅡ』の特徴である【A.Iネット】は未対応ですし、ベンチレーションも少なめなので快適性が劣ります。
並べてみると細かい違いがわかりますね。
その分、価格面では『BC-GlosbeⅡ』の約半額で購入できるので、あまり予算がないがカジュアルでおしゃれなヘルメットがほしいという場合にはおすすめできます。
まとめ
ということで、街乗りでもおしゃれでカジュアルなデザインのヘルメットがほしいという人にむけて、ヘルメットを選ぶ際の4つのポイントと実際におすすめのヘルメット9選をご紹介しました。
最後におすすめポイントだけ振り返っておきましょう。
- ゴテゴテしすぎないデザインを選ぶ
- 落ち着いたマットカラーの色味を選ぶ
- キノコにならないシルエットを選ぶ
- ファッションの基本、トータルコーディネートを意識しよう
以上、参考になれば幸いです。