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これだけ見ればOK!自転車通勤用ロードバイクのタイヤサイズの選び方

これだけ見ればOK!自転車通勤用ロードバイクのタイヤサイズの選び方

ロードバイクのタイヤは少々特殊で、ママチャリのようにインチで表されるものではなく謎の数値とアルファベットで表記されています。

タイヤは消耗品ですから、自転車通勤を続けていけばやがてタイヤを買い換える必要が出てきます。

その時、どんなサイズを選べばよいかわからない!そもそも自分のロードバイクにどんなタイヤが合うのかわからない!となっては困りますよね。

ですので、今回はそんなわかりづらいロードバイクのタイヤサイズの見方と選び方についてわかりやすく説明したいと思います。

ロードバイクのタイヤサイズの見方

冒頭で言ったようにママチャリのタイヤは基本的にインチで表されます。

成人用だと26インチとか27インチが一般的ですよね。これはタイヤの外経(=円の直径)を表しています。

このインチを使った表記方法は『イギリス式』と呼ばれていますが、実は自転車のタイヤの表記はイギリス式だけではなく、他にも外経と太さをmmで表現する『フランス式』内径と太さを同じくmmで表す『ETRTO式』があります。

ロードバイクにおいてはこの内、フランス式が一般的となっておりタイヤサイズはmmで表記されています。

なので、まずはこのフランス式の表記法だけ覚えておきましょう。

具体的には以下のような形で明記されるのが一般的です。

700×23c

この場合、タイヤの外経が700(mm)で、タイヤの太さが23(mm)という事ですね。

また、太さのあとに記載されている『C』というアルファベットは小数点以下を含めた太さを表すものでA~Cの3段階がありCが最も太い規格です。

つまり23aと23cがあれば同じ数値ですが小数点以下の規格も含めると23cの方が太いわけです。

MEMO
イギリス式のインチ表記はママチャリのほか、ミニベロやマウンテンバイクにも使用されます。太さは分数や小数点で表されます。

また、ETRTOは統一規格ですので現在全てのタイヤに記載が義務付けられていて『25-622』のように『太さ-内径』の形でイギリス式やフランス式の表記と並べて記載されています。

各表記法をまとめると以下の様になります。

表記法形式単位
イギリス外径×太さ 例)26×1.95インチ
フランス外径×太さ 例)700×23cmm
ETRTO太さ×内径 例)25×622mm

ちなみに表記法の対比表はシュワルベのHPに記載されているタイヤサイズ早見表をご覧ください。

参考 タイヤサイズ早見表SCHWALBE

自分のロードバイクに付けられるタイヤサイズの確認方法

タイヤのサイズ確認方法が分かった所で、実際に自分のロードバイクには何があうのか?という疑問が湧いてくると思います。

「今持っている(今度買う予定)のロードバイクのタイヤの外径ってどれくらいなんだろう?800mm?1000mm?太さはどれ位?」とか、よくわからないですよね。

タイヤはホイールにセットしますから、どのサイズが合うかはそのロードバイクのホイールのサイズを知る必要があります。

ですが安心してください。現在、市販のロードバイクのホイールの外径はほぼ統一されており、タイヤの外径は700mm一択でまず問題ありません。

また太さを表すアルファベットも現状流通しているのは『C』のみです。

実際、ロードバイク用のタイヤとして販売されているものは700×23cとか700×28cといったサイズが主流です。

従って、タイヤのサイズ選びの際に気にする必要があるのは実はこの23とか28という太さの方だけなんですね。

MEMO
ちなみに700mmの外径は27インチと28インチの中間位のサイズです。ママチャリで27インチだと結構大きめのタイヤですがロードバイクでは標準です。

ロードバイクはサドルが高いだけじゃなく、そもそもタイヤも大きい事がわかりますね。

現在、一般に流通しているロードバイク用タイヤの太さは『23c、25c、28c、30c、32c、35c、38c』といったサイズです。

『27,5c』とか『31c』といった、この間のサイズはありません。

23mmと38mmでは太さが1.5cmも違うことになりますから、同じホイールにセットしたらどちらかがパツパツになるかブカブカになるのでは?という気がしますよね。

つまり太さに関しては、やはりホイールのサイズ(幅)を確認する必要があります。

しかしこれもある程度分かりやすい指針があって、購入時のタイヤの太さの前後1サイズまでと推奨されています。

元々購入時のタイヤサイズが25cであれば23cか28cまでがおすすめということになります。

それ以上太さが異なるタイヤをセットしようとすると、先程のようにパツパツかブカブカになってしまいます。

自転車通勤用ロードバイクのタイヤサイズ(太さ)の選び方

では次に自転車通勤の用途に適したタイヤの太さはどれを選べば良いかを考えてみましょう。

一般的なロードバイクでは標準装備のタイヤサイズで30cを超えるようなものは稀で、殆どが23c、25c、28cのいずれかです。

従ってこの範囲の中から選んでいくことになりますが、それぞれ2、3mmの差しか無いので違いが分かりづらいですよね。

一般的にタイヤは太いほど安定性が増し、細いほど軽くなります。

まあイメージどおりですね。

結論から言うと自転車通勤用途ならばタイヤサイズは25Cがおすすめです。

なぜ25cなのか?それぞれのタイヤサイズのメリットデメリットを比較してみます。

23Cのメリットデメリット

かつてはこの23cのサイズがロードバイクの標準的な太さでした。

スピードを重視するロードバイクの場合、タイヤは細いほど軽くスピードアップにもつながりやすいとされていました。

その分グリップや安定性は落ちるというデメリットはありますが。

しかし、近年ではその考え方が変わってきており、地面との『ころがり抵抗』に関しては細いタイヤよりも太いタイヤの方が良いことがわかりました。

これはタイヤ単体で見た場合は、細いほうが地面との接地面積は狭いのですが、実際に体重がかかってタイヤが潰れた時には逆に細いタイヤの方が変形率が大きいため、地面との接地面積が広がってしまうという特性によるものです。

それによって最も抵抗が少ないとされていた23cのメリットは一気に失墜しそのシェアが大きく落ち込んでいます。

ただ、軽量であることには違いなく漕ぎ出しの軽さという点では依然優位性があります。

体重が軽めで、こまめに空気を補充し高い空気圧を維持できるならば、十分にメリットはあります。

25Cのメリットデメリット

現在、急速に普及しているのがこの25cのタイヤサイズです。

今後はこのサイズが主流になっていくでしょう。

23cと比べると『転がり抵抗』が低く安定性もあるバランスの良いサイズです。

自転車通勤では正直言ってそこまでシビアに軽さや転がり抵抗を意識する必要性はありませんが、ある程度スピードが乗った状態だと23cのタイヤに比べてその抵抗の少なさを実感できるほどです。

また、衝撃の吸収性もタイヤが太い方が良いため、細かい地面の段差などでの衝撃も少なく体感的に疲れにくく感じます。

いずれも長距離であればあるほど大きな違いとなるでしょう。

ほぼ全てのロードバイクで標準的に使用可能ですし、どれを選べばよいかわからないという初心者であれば基本的にはこのサイズを選択しましょう。

28Cのメリットデメリット

さらに1サイズ上の28cになると、ロードバイクとしてはかなり太めです。

一部のモデルではこのサイズのタイヤがデフォルトでセットされているものもありますね。

こちらはさらに地面との接地面積が少なくなるので、より『転がり抵抗』は減りますが重さもまた感じやすくなるのでスタート時にペダルが重いと感じるでしょう。

これは信号などでこまめにストップ&ゴーを繰り返す都市部での自転車通勤においては不利な点と言えます。

逆に乗り心地の良さに関しては今回比較する中で最も良く、衝撃が伝わりづらいので疲労感がだいぶ違います。

クロスバイクでは28cが一般的な太さですが、先程も言った通りロードバイクではかなり太めのサイズです。

こうなってくると今度はホイールだけではなく、自転車本体のフレームの幅に適合するかどうかという問題が出てきます。

タイヤを支えるフレームやブレーキパッドとタイヤとの隙間をクリアランスといいますが、このクリアランスが一定の幅確保できないとタイヤがフレームやブレーキパッドに接触してしまう恐れが出てくるのです。

赤い丸印がタイヤとフレームのクリアランス photo by eirin

赤い丸印がタイヤとフレームのクリアランス(この写真では十分確保出来ている) photo by eirin

ブレーキパッドの幅は調整できますが、フレームサイズは変えようがありません。

ロードバイク購入時に適合するタイヤの太さが記載されていますので、28cが対応可能か必ずチェックしましょう。

上記以外のサイズについて

一般的なロードバイクのフレームならば23C~28Cのサイズまでが対応可能です。

しかし『グラベルロード』と呼ばれるロードバイクでありながら悪路にも対応可能なタイプのモデルならば、28Cを超えるタイヤを装着可能なものもあります。

さすがにこの太さになってくると対応できる車種はかなり限定されますし、ロードバイクの売りである軽さにも影響してくるのでオススメはしません。

耐衝撃性の観点でも、街乗りならばせいぜい28cまでで十分でしょう。

まとめ

ロードバイクにおけるタイヤサイズの見方と選び方についてお伝えしました。

初心者にとってはかなり分かりづらいタイヤサイズの表記ですが、実際に覚える必要があるのは一部だけで問題ありません。

極端な話最初のうちは『700×25c』のタイヤを購入する、とだけ覚えておけば十分です。

慣れてきたら他の太さも試してみると想像以上に違いを感じられるので楽しいと思います。

なお、タイヤそのものも様々なメーカーから実に多くの種類が出ているので迷ってしまいますが、その中でも特に『自転車通勤にピッタリの抜群の耐久性を誇る高性能おすすめタイヤもご紹介』しているのでそちらもあわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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